浩子の部屋

歯医者ママ大ショック

昨日帰宅して、いきなり・・・
「コウキ、歯欠けてん!!」
「えっ、どこどこ?」
「左下のDの遠心、ポッコリ穴あいてるねん。」
コウキのママは、大ショックです。最近甘い物ばかり食べさせて・・・というか、食べてばかりいるコウキ君。バァバも、アイスクリームや蜂蜜を与えていたので、ちょっと反省。
null


初めての虫歯です。コウキ君もムシバイキンがいっぱいいたのを確認したようです。
「ばあば、むしばになっちゃったぁ〜♪」
と、意外に愉しそうです。あれあれ???
「どれどれ?ちょっと見せて!!虫歯さん大きいかなぁ?」
「ばあば、ととに、ばいちんいる?」
「ほんま、大きいわぁ!!えらいこっちゃ〜。コウちゃん、歯磨き、ちゃんとせんと。」
null
コウキ君は、甘いのばかり食べていたのを、ちょっと反省しているのかしら?歯科医師であるママとしては、自分の子供は絶対に虫歯にさせないようにと思っていたはずです。まさか・・・と思っていたら、歯牙の一部が欠けてしまって、落ち込んでいます。
「まあ、しゃあないわ。甘い物食べてたからやね。コウちゃん、バイキンマン、いっぱいいるから、明日ママにキレイに取ってもらおうね。」
土曜日の朝、ママとコウキは、診療所に出かけました。何故かコウキ君は、歯医者に行くのにルンルン気分です。いつも遊びに行っているのですが、治療するのは初めてなので、興味津々というところでしょうか?一般のお子さんのように、歯医者に対する恐怖感は全くありません。また、ママが治してくれるので、「ままごと」?・・・のような遊び感覚なのでしょうか?治療しているところを覗きこんでみると・・・
null
しっかりと自分の歯を手鏡で見ています。どんなになっているのか、必死で観察しているようです。まだ痛みがないので、穴をどうやって詰めていくのかが面白いようですね。
ママは、虫歯になっているところに、殺菌作用の銀(サホライド)を塗布し、乾燥して即時重合レジン(白い充填物)を詰めていました。これ以上、虫歯が広がらないことを願いながら・・・
null
「コウちゃん、どんなになった?ばあばに見せて。」
すると、大きな口を開けてくれました。ちょっと銀の影響で黒ずんでいますが、これ以上に虫歯が進行しないことを願います。そして、これ以上虫歯を増やさないように、毎食後のきちんとした歯磨きを励行できるように習慣づけしてほしいと思います。
null
一病息災といいますが、何事も患ってみないと、その後の生活習慣を変えることができませんね。コウキ君には、ちょっと「いい薬」になったのでしょうか?!そして、ジィジィやママやパパが、「歯の大工さん」として、どんな仕事をしているのか・・・その一端でもわかってくれたかな。もっともっと、歯を大切にする心を持ってほしいなあ。
null
話は変わりますが、2週間ほど前、ママは風邪をひいて、上顎洞炎(副鼻腔炎)になりました。鼻の横にある空洞に膿が溜まり、右頬が炎症で腫れていました。そして、上顎の奥から2番目の歯が虫歯でもないのに虫歯のような痛みが出でいたようです。私も風邪をこじらせて鼻に炎症が拡大した時、上顎洞炎になり、同じように奥歯が痛んだ経験があるので、よく分かります。
こんな時、一般の人は、耳鼻科に行く前に歯科にかかられます。主人は、経験豊富なので、鼻腔の炎症を診て、歯科疾患がなければ「上顎洞炎」と診断します。そして、歯は一切触らずに、炎症を抑えるお薬だけを出します。若い新米の先生には、なかなか診断しにくい症状です。ママも自分がこの炎症を起こして初めて、この炎症の痛みの辛さと、その診断の大切さがはっきりと理解できたようです。
ただ、ママは妊娠中であったことから、抗生物質を飲むことをためらっていました。でも、なかなか治りにくかった為、婦人科で飲んでいいかどうかを確認してから、耳鼻科にて投薬してもらいました。それで、1週間かかってようやく治りました。
怪我の功名といいますが、人間誰しも、頭を打たないと分かりませんね。経験にまさる学習はなし。コウキ君もいい経験をしたと思います。
百聞は一見にしかず。百診は一患にしかず。(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright©2024. Egami Hiroko All rights Reserved.