朝の登校時間に、セイト君の様子を見に行きました。
「早く用意しないと、遅れるよ～。セイト君、制服着ないと・・・」
と、つい、口走ってしまいます。肝心の本人は、のんびりとマイペースで構えています。まだ、小学生のペースではなく、うろうろ、ぽてぽてのセイト君。

お兄ちゃんの連絡帳を入れるケースは、見事にボロボロです。
「新しいのを買ってあげないと・・・」
すると、娘が言うには、
「このボロボロがいいって言うねん。」
男の子の価値基準が、私にも理解できません。女の子なら、絶対に文句言うはず？？？

それに、お兄ちゃんの帽子は、ツバが屏風のように折れ曲がっています。わざと折っているようで、これがお兄ちゃんの貫禄なのか、何なのか・・・
「それで学校行ってもいいの？」
「うん、ええねん。これがいいねん。」

男の子を育てたことがないので、ほんとに「何でこんなんやろう？」と飽きれ、笑ってしまいます。男の子には、「きたない」という概念がないようです。でも、「かっこいい」とか「すごい」という言葉には敏感です。男の子なら誰しもが、世紀のヒーローだと思い込んでいるようですから。（苦笑）

マンションの１階エントランスで集合します。セイト君は、お兄ちゃんがそばに付いているので、安心ですね。ふたりとも、写真を撮られるのが、ちょっと恥ずかしい様子。セイト君は、首に手提げ袋をかけて、持って行くようです。まあ、何でもいいけど、ちゃ～んと学校へ行ってくれれば、安心安心。教室では、じっとしてくれているのかなぁ？？

学校から診療所に帰ってきます。まだまだ、アヒルの子みたいに、がちゃがちゃ、があがあとうるさい感じです。落ち着きは、全くありません。（笑）
「どうやった？給食、食べてきたん？」
「うん、きゅうしょく、めっちゃおいしかった！！おさかなのやつ。」
給食が美味しいというのはありがたいことです。煮干入りナッツが美味しかったみたい。

こうして、少しずつ学校生活に慣れていくのですね。おどおどしていたのに、１週間たって、少し「さま」になってきました。かわいい１年生。まだ、お友達を家に連れてくるということはありません。また、ちびっこギャング達がどっとやってくる日も近いことだと思います。こんな時期も人生でほんの一瞬ですね。ギャングエイジを楽しまなきゃ～♪

その分、コウキ兄ちゃんは、頼りになってきました。「あにき」の様相になりましたね。一緒にいると、まだ小さく思えますが、少しずつ賢く、動きも俊敏で、私の手に負えないようになってきています。１０日後には、ピアノ発表会で、妖怪ウォッチの「ゲラゲラポー」を連弾します。できるのかな～？？？すでに、コマさんとジバニャンの着ぐるみを準備しています。

セイト君は、チェロとのデュオも出演します。私もですけど・・・ほんまに大変です。そんな中、明後日は税務調査もあり、リンパ実技の動画デモ撮りもあり、てんてこ舞い・・・と言いながらも、なるようにしかならないと「でん」と構えている私です。

何もかも　ランドセルに詰め　前進だぁ～！！