浩子の部屋

平安神宮のゴスペル

「まさか、平安神宮でシャンソンが歌えるとは思わんかったぁ〜。」
と、歌手の綾戸智恵(アヤドチエ)さんの言葉です。
今日は、「アノインテッド・マス・クワイヤー」というゴスペル合唱団の結成10周年コンサートに来ています。場所は、京都の平安神宮の神前広場。お誘いは、このゴスペル合唱団に所属され、本日出演されている中川ジュリアーノ(通称)さんです。
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開場前に平安神宮まで来てみると、すでに長蛇の列。会場から遠くまで人がいっぱい並んでいます。「最後尾は何処ですか?」と尋ねながら、主人と並んでいました。
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暫くすると、やっと中に入ることが出来ました。「すごい人数やね。」と言いながら、決められたブロックの席に着きました。気温も、丁度クーラーが効いているくらい涼しく、コンサートには打って付けの気候です。雨にも降られず、ほんとに恵まれていますね。
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いよいよ始まりました!!
凄い人数のゴスペル合唱団です。平安神宮の大極殿前の特設ステージに、威風堂々とした団員の人達が並ばれました。
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早速に、中川ジュリアーノを探します。
「あっ、見えた、見えた。あそこ!向かって右端の上から2段目の右から3人目。」
と、主人に説明します。ほんまに、こんなに大きなステージで頑張ってはるんですね。しかも、衣装も本格的に揃えて・・・。普通の合唱団じゃないですね。ビックリしました!!
司会は、甘いソフトな声の持ち主の俳優・森本レオさんです。登場されて、皆さんから大きな拍手をもらわれていました。今日の昼間に、天気になるように、この神前で祈祷していただいたそうです。
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そして、綾戸智恵さん登場!!小柄だけれど、いつもの元気溢れる声とエネルギッシュなパワーが全開です。やっぱり、プロは違うわ〜♪ハァ〜〜(聞き惚れる、ため息)
「今日の指揮をする人は、昔からの私の弟子。心を裸にして歌いたかった・・・というだけで、私の所に来られたんです。しかし、見てください!!その繋がりで次第にたくさんの人が集まり、こんなになりました。今日ここにいる人達はみな、私の孫達です!!どうぞよろしくお願いしま〜す。」
と、綾戸智恵さんの言葉です。
曲を歌われる前にも、漫才に似たオモシロ・トークが続きます。
☆「ラ・ヴィ・アン・ローズ」・・・この曲は、こんなオバサンでも、“自分がバラのように美しい”と思わんかったら、ほんまに歌われへんよ〜〜。(笑)
☆「ナチュラル・ウーマン」・・・この曲は、ナチュラル・ウーマンというよりも、どっちか言うたら、「すぅ〜(素)のオバサン」という感じなんやけど〜。(笑)
☆「テネシー・ワルツ」・・・いつの間にか、私のテーマソングみたいになってしもて。ありがたいことなんやけど・・・でも、やっぱり、今日も歌いまっせ〜〜!!(笑)
夜空は、土砂降りの天気予報とはウラハラに、星ものぞくような空になっていました。この平安神宮という神様の前で、響きわたる綾戸智恵さんの声。それを盛り上げるゴスペルの人々。舞台と会場が、この神宮で一体化する。みんなの心が裸になるひととき。お腹の底から、エネルギーが噴出してくるような、この素晴らしい声の響きの集合体。
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天にひびけ!!天にとどけ!!
私達は、今、ここに生きているんだ!!

何故、ゴスペルを歌うの??
ゴスペルを歌いたくて集まった、メンバーの人達から発せられた言葉は、
「心が素直になれるから」
「自分らしくいられるから」
「感謝する心が生まれるから」
結成10年で、とんでもない場所で、このようにコンサートができた!!
「人間って、いいな。生きてるって、いいな。」
と、メンバーの皆さんが思われているようです。
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最後に、会場の皆さんに向かって・・・綾戸智恵さんのこ・と・ば
「皆さんは、私達の心の指揮者です!!」
素晴らしい表現ですね。
ここに集まってくださった皆さんがおられてこそのコンサート。主導権は、貴方に在るんですよ。共鳴してくださったその心が、私達に感動を与えてくれる・・・という意味なんですね。

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