浩子の部屋

ピアノ・ステップ

コミカル・チビッ子漫才師登場???
ちがいますよ~。実は、ピアノ・ステップという、本物のピアノ講師の先生方の見守られるところで演奏をするという、ちょっとした検定みたいなものに出るんです。参加する・発表することに意義があり、他人の評価をいただけることによって、より良く、楽しく技術を磨けることを目的とされています。


格好だけは、一人前ですね。ほんまに大丈夫なんやろか・・・
午後の発表に出演するのに、前もって1回だけでも練習させようと思って、診療所3Fのグランドピアノの前に連れて来たのですが、コウキ君は全く弾こうとしません。私が、手を取って、鍵盤の弾き始めの場所を押さえようようとした途端、
「ばあばがさわるから・・・」
と、むくれてしまいました。(泣)

リュウ君は、しっかり弾いてくれたのですが、それを見て、コウキ君はよけいにイヤになったようです。難しいですね。男の子の「心」の動きが読み取れません。いろいろとなだめすかせるように声かけしてみたのですが、よけいにスネオ君になってしまいます。そんなことでスネたら、これからの人生、いつもつまずいて大変なことになる。そう思って、話しかけても・・・ダメ・・・
「ばあば、きらい。もうかえる。」

ついに、私の手が、彼のほっぺに一打!!
「そんなに弾きたくないのなら、ピアノのお稽古やめてしまいなさい。今日も、発表会行かなくてもいいよ。みんなが、コウキ君のためを思って習わせているんやから。弾きたくないのやったら、もう帰りなさい!!」
「ごめんなさい」の言葉も言えず、コウキ君の頬には、大粒の涙がポロポロ・・・

「だって、コウキ、ピアノひけるもん。ここではひかない~!!」
「練習せんでも、ちゃんとひけるんやね。じゃあ、ばあばと指きりの約束して。ちゃんと今日発表会でひきますって。いいね。」
「うん、ちゃんとひくから。」
ふ~~ぅ、やれやれ。やっと納得してくれた・・・
いえいえ、納得させられたのは私のほうですね。(笑)

ピアノ・ステップには、長女が連れて行ってくれました。森山先生に付いてもらいながら、ちゃんと上手に?弾いているのをビデオで見せてもらいました。

「弾ける」という段階ではありませんが、審査員の前できちんと弾くということを、「肌で味わってもらった」ということです。ひとつずつの積み重ね。しっかりと前を見て、階段(ステップ)を上がっていってもらいたいですね。

「ひくまえ、ちょっときんちょうした。」
というコウキ君。リュウ君は、わりとひょうきんな感じで、まだ緊張という言葉も分からないかもしれません。でも、始まる前は、ちょっとビビッていたかも???

帰り際は、無事終わった事への安堵感あり、森山先生との仲のいい写真撮影♪

何事もステップを踏んで、じっくりじっくり歩んでいくのですね~。

<追伸>
男の子を育てたことのない私には、本当に難しい課題がいっぱいです。早速に新聞広告に掲載されていた、原坂一郎先生(日本笑い学会で講演を聴いたことがあります)の最新著書「男の子のしつけに悩んだら読む本」を買ってきました。じっくりと本と孫に向き合いたいと思います。

私も、「まごまごステップ」の始まりです。(笑)

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