浩子の部屋

宙組公演観劇

最近、「宝塚歌劇」にちょっとハマっています。雪組のお知り合いができ、お誘いいただいたら、時間を見つけて行かせてもらっています。近年は、コメディーチックなミュージカルに仕立て上がっていて、衣裳も「ど派手」なのがまたカッコよく、とても楽しい思いをしています。今回は、長女の高校時代の友人が出演しておられる宙組の公演を、娘達と一緒に観劇しました。 

宙組公演「クラシコ・イタリアーノ」という、ミュージカル風な劇と、「NICE・GUY」という歌と踊りです。一番の注目は、やはり、娘の友人がどの場面にどんな風に出演されておられるか・・・です。もう入団されて13年目で、宙組のトップから9番目くらいに位置されています。私も、彼女の舞台を観るのはほんとに久しぶりです。楽しみ~~♪

実は、彼女が宝塚音楽学校に合格されるまでに、まさに「偶然」という出会いがありました。娘の高校の卒業式に出席した帰り道でした。後ろからお声がかかりました。
「千里中央へ行くのは、こちらのほうですか?」
「ええ、私も今向かうところですから、一緒に行きましょう。」
「ま~ぁ、よかった。講堂は寒かったですね~ぇ。」
「ほんとに冷えましたね。お茶でもご一緒して、温まりませんか?」

全くの初対面でしたが、同じ年の娘を持つ母親として、話が弾みました。この時点では、娘同志が友人関係にあるとは、全く知りませんでした。卒業後の進路の話になった時、私の娘は岩手医科大学歯学部に行くことに決まっていましたが、そのお母さんの娘さんは、未だ進路が決まっていないということでした。これから3度目の挑戦で、宝塚音楽学校に受験されるということでした。

倍率は、「女の灘高」と言われるぐらい難しく、当時は40倍くらいでした。お母さんは、とび抜けた特技もコネも全くないので「もう99%受からないと思う」と仰っており、娘さんの進路を危ぶんでおられました。いろんなお話を聴いているうちに、ほんとうにこの道に進んでいいのかをご相談されたらいかがですか?・・・と、根本的なところをアドバイスしていただけるM先生をご紹介しました。

それで、M先生は「彼女は、やはり、この道でしか生きていけない人」と言われ、しっかりと神社参りをされてから受験に臨まれました。M先生は、「きっと受かられますよ。」と受験する前から仰っていました。40名の募集に1600人もの学生が受験する、しかも、相当訓練された選りすぐりの人達が全国から集まってくるのに、「受かる」と断言されたことは、私にとって衝撃的でした。

そして、見事に合格されて、お母さんもとても喜んでおられました。宝塚音楽学校の卒業公演には、「是非来てほしい」との依頼があり、主人とふたりで出かけました。学芸会のようなもの・・・と思っていた私達には、プロそのものの出来ばえで「ほんとにこれが卒業生??」とビックリするくらい素晴らしい公演でした。

以後、初舞台をはじめ、お誘いをいただいては何回か行かせていただきました。少しずつ名前が売れてきた頃から、私のほうが忙しくなって、なかなか行かせていただけなくなって、ついに10年が経過していました。

今回の役柄は、プログラムを見ていなかったので、しっかりと把握はできていませんでしたが、見ているうちに、「あれがそうじゃないかな?」みたいに判ってきました。ずっと舞台に目をこらして、しっかり逃さず見ようと頑張りました(笑)。各場面でいろんな役柄を演じておられました。歌も唄われ、落ち着いた貫禄みたいなものが感じ取れました。

「ほんまに凄いなぁ~。もう一度、じっくり見てみたいわぁ~!!」
というのが、公演終了後の娘の感想です。同年代の子の活躍に、あこがれのような溜息をついていました。歩む道が違っても、それぞれの道で常に頑張っていれば、注目される人になれる・・・と、そう思いました。それぞれの個性が花開けばいいんですものね。
娘もたくさんの刺激をもらって、更に発奮していけることと思います。

カッコよさ  夢のまた夢  異次元空間

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