浩子の部屋

夏といえば鱧

もうかれこれ30年近く通っている、北区堂山町の「たらふく」は、冬は「ふぐ」夏は「鱧」がとても美味しいお店です。グランフロント大阪には、残念ながら、ふぐや鱧のお店がありません。大阪は、リーズナブルな値段でとびきり旨いものを食べたいという文化?みたいなものがあります。いわゆる「食いだおれ」といわれる由縁です。

土曜日の親子教室・消防訓練という2大イベントのあとに、「暑気払い」と称してスタッフ食事会をしたいとのことでした。当日他に予定の無いスタッフだけで「慰労」を兼ねて行ってきました。今日は、ぐるナビの特選コースです。いつもの「鱧コース料理」にふぐの唐揚げが付いてくるようです。

まず、突き出しは、鱧のカリカリ揚げと卵。そして、鱧の落とし。

「落としっていう意味わかる?」
と若いスタッフに尋ねたところ、
「切り落としのことですか?」
「まさか、切り落としがこんなところで出てくるはずないでしょう。」
お店の若いアルバイトの子も知りません。そこで、ベテランのお姉さん(私より年上)が、
「鱧をお湯に落として、さっと上げてあるので、落としっていうんですよ。」

次は、鱧焼き霜造り。皮がさっと焼いてあって香ばしい刺身です。これ、骨を取るのがほんとに大変だと思います。てっさ用のポン酢でいただきます。てっさよりも旨味が濃い感じがします。若いスタッフ達も、あまりの美味しさに、うなっています。

出ました!!ふぐの唐揚げです。夏にふぐ??・・・と思われがちですが、夏もふぐは美味しいんです。たらふくでは、鱧とふぐをおりまぜた特別なコース料理もしてくださいます。大きな厚い身の唐揚げは、最高ですね。


最後は、鱧しゃぶです。ちょっと「わぁ~っ」と歓声が上がります。

また、ベテランのお姉さんの話・・・
「昔、ふぐは『てっぽう魚』と呼ばれてたんです。毒にあたってポンと死んでしまうからでしょうね。てっぽうの刺身だから『てっさ』、また、漁師さんがてっぽうを四角い塵取り(ちりとり)で煮たことから『てっちり』というんです。」
(へえ~~~~ぇ!!)

たまねぎをたっぷり入れて、そこに鱧の切り身を「しゃぶしゃぶ」します。梅肉たれにつけていただきます。お酒の酔いもまわって、全員上機嫌です。仕事の疲れも吹っ飛びます。

夏といえば、やっぱり「鱧」!!サッパリして味わい深い鱧が最高ですね!!

ほろほろと 旨味溶け出し 歯もハモる?

帰り際に、サッカー用具のメーカー「KAMO」のビルに寄りました。7階に「ESTADIO」というカフェバーがあります。オーナーが当院の患者さんなので、寄ってみました。

クーラーの効いている中の席がいっぱいなので、テラス席に案内していただきました。ちょっとぬるめの?席でしたが、グランフロント大阪を一望できる、ステキなテラスです。


ドリンクもいろいろあり、デザートも揃っています。シマトネリコがライトアップされて、とっても「居心地の良い空間」になっています。思い思いのデザートをいただきながら、話が弾みました。

「今日は、“はも”と“かも”の饗宴やね。」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright©2024. Egami Hiroko All rights Reserved.