浩子の部屋

防火管理者講習

消防法により、診療所の建物に関して、防火管理者が必要とのことで、娘が2日間の甲種防火管理新規講習を受講してきました。帰ってきたら、講習の本がずらり・・・
「これ、全部読まなアカンの?」
「いや、だいたい聞いてきたけど、届出をせんとあかんねん。大変やわぁ~。」

防火のことなど、ついぞ考えたこともなく・・・というか、考える暇もなくおりました。建物が最初に出来上がった時に、簡単な説明を受けましたが・・・以来、この器械が目線に入ることもなく、なんかここに電話機みたいなものがぶら下がっているけど、いったい何に使うのかすらも、分からずにおりました。

「これ、どうやって使うのか、知ってる?」
と、娘が、1階についている火災報知器の電話というところを開けて、その受話器のコードを穴にさすと、「プルプルプル・・・」っという音が出ました。

「えっ?!こうして使うの?でも、音がどこで鳴っているの???」
「こっちこっち、ここで鳴ってる~。でも、どうしたらいいかわからん?」
火災受信機の使い方すら、分かりません。

「たとえば、3階火事になっていたら、これを持って確認に行って、“確かに火事です”って知らせるんやて~。」
「え~~っ、持っていく方が時間かかるし、大きい声で叫んだ方が早いで~。」
「ホンマかどうか、確認するのが大事らしい・・・」
「えっ、そんなん、ウソ言うことないやろ~。わざわざ受話器探して持っていく間に、火事が広がって燃えてしまうやん。」(大笑い)

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防火管理者とは、多数の人が利用する建物などの「火災による被害」を防止するため、防火管理に係る消防計画を作成し、防火管理上必要な業務(防火管理業務)を計画的に行う責任者をいいます。
消防法では、一定規模の防火対象物の管理権原者は、有資格者の中から防火管理者を選任して、防火管理業務を行わせなければならないとされています。
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それから、「防火管理者選任届出書」を作成して提出するために、娘は必死です。
「ややこしいわぁ~~!!それに、年に2回防火訓練もせなアカンし、その予定組んで報告しなアカンし・・・お母さん、ここの平面図ある?」
急いで、建物平面図を探します。2年前に建築した時に、消防署に防火管理の届出をしてあったので、その裏側に平面図が張り付けてありました。コピーをして完了。

この1枚の修了書をもらって終わりではなく、これが始まりなのですね。平穏無事な時には必要のないものですが、災難があった時に役に立つのでしょう。防災・防火の心の準備はほんとに必要なものです。

・備えあれば憂いなし
・天災は忘れた頃にやって来る
・転ばぬ先の杖

こんな当たり前の言葉(ことわざ)が、深く心に響きます。
歯の治療も・・・

☆予防に勝る治療なし☆

 

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