浩子の部屋

猛暑炎天下の仕事

我が家のベランダから見える南側の景色。大阪駅前北ヤードの建築が進んでいます。
「今は、いったい幾つのクレーンが上がっているの?」
と、尋ねたくなるような程、たくさん立っています。ズームで写真撮ってみると良く分かりますよね。これから、どんな建物ができ上がっていくのか、時折お伝えしていこうと思っています。
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ところで、最初の写真左下隅のところでは、我が診療所の新築工事の基礎が始まっています。先週から、土が掘られていたところに、今日は鉄骨の部材が入りました。現場監督の兼松さんも含めて6人も来てくださっています。
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基礎の支柱となるところには、セメントの基礎の上に四角柱の鉄骨「アンカーボルト」というものがまず緊結(きんけつ)され、立ち上げられます。
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そこにその梁となる鉄骨が組み込まれて、別の鉄骨部材をはめ込み、結紮(けっさつ)していきます。
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これを「布基礎」(ぬのぎそ)というそうです。(直接基礎には、ベタ基礎と布基礎があり、布を張り渡したような状態なので布基礎とよばれています。)
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兼松さんは、この基礎の柱となるアンカーボルトの高さをきちんと一定にしておかないと、確認申請の基準を満たさないということで、その水平性を水準器で測る為に来ておられるということでした。中に入り込んで、結紮しているところを撮ることができないので、兼松さんにお願いして撮っていただきました。細かい作業の為、今日一日では終われないので、明日までかかるそうです。
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炎天下の37℃での作業、それに加えて、鉄骨は熱を吸収して、触るのも「熱い」という火傷しそうな過酷な状況。太陽も空気も鉄骨も、みんな「熱い、熱い」。ほんまに大変な仕事なのに、黙々と集中して頑張ってくださっています。私は、ほんの少しの時間、太陽にあたって写真を撮るだけなのに、日差しはジリジリと顔に照りつけています。
「うわぁ〜、シミになりそうやわぁ〜〜!!」
ほんまに自分の顔面がフライパンになったような気分です。持っているカメラまでも熱くなっています。こんな中での結紮の仕事は、考えただけでも恐ろしいのに、皆さんほんまに大丈夫ですか〜??
さすがに休憩時間は、日陰でゆっくりとされていますが・・・
「奥さ〜ん、みんな洞穴のとこで、お弁当食べてはりますよ〜♪」
と、スタッフの畑本さん。
「えっ?洞穴って何?」
「自分達の掘ったところの隅っこの所ですよ。」
「ああ、あの日陰になったとこの?」
すぐに写真を撮りたいと思ったのですが、もう食べ終わった後でした。残念!!
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午後1時から、また仕事開始です。まだまだ炎天下。ほんまにお気の毒ですわぁ〜。私だったら、10分で熱中症になるの間違いなし・・・ですよね?!
さすがに暑いので、日陰の仕事からされるようですが、長袖着用???
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「どうして、暑いのに長袖を着ておられるのですか?」
「長袖の方が、涼しいんですよ。」
エジプトのように年中暑い地方は、皆さんゆったりした長袖・長ズボンもしくは長いワンピースですものね。やっぱり、直射日光を避けるために、長袖は必須ということです。
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結紮作業も手際良く、見ているとあっという間です。毎日されているとはいえ、眼にも止まらぬ速さ。何がどうなっているのか、スローモーションで見てみないとよく解らないという状況です。引っ張り上げながら、捻じって締めて止めている感じはしますが・・・。
今回の掘削〜基礎工事は、クーラーの効いている快適な部屋で事務作業をしている私には、ほんとに解らない、男にしかできない「凄い肉体労働の世界」があることを、まざまざと見せつけられました。絶対「女」では無理ですね。歴史的に過酷な肉体労働は、すべて「男の力」で成し上げられてきたのですものね。(まあ、それを陰で支えているのは「女」ですけど・・・)
拭う汗  ヘルメットの下  光る白い歯
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これからも、旭化成住宅建設(株)の皆さん、ず〜っとお世話になりますが、何卒よろしくお願いします。それと、ブログ写真にご協力ありがとうございました。

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