浩子の部屋

歯科ショールーム

久しぶりに、歯科用診療台(業界では、チェアーと呼びます)を見に行きました。まず、吹田市にある(株)モリタ。江上歯科では、ずっとこの会社のチェアーを使っています。主人もここの器械に体も馴染んで、器械の癖も良さもすべて知っています。でも、より使いやすい、もしくは患者さんにも優しい器械が、どんどん新しく開発されています。
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「わぁ〜、ちれいなとこやね。とと、どこ?」
と、孫のコウキも興味津々です。カラフルなチェアーや、高級感溢れる?チェアー、美容院のようなチェアーなどいろいろあります。今流行りの審美専門のエステ風で、タービン(歯を削る器具)の見えない仕様もあります。時代と共に、用途やニーズも増え、こんなにバラエティになったんだと、つくづく感じます。
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孫にとっては、大きなおもちゃとして、遊具の対象になっています。乗ったり、もぐり込んだり、中を覗いてみたり、新しいものにはメチャクチャ興味があります。楽しい遊び場そのもの。
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そんな中、私達は次世代の医院づくりの基盤となる、このチェアー選びの下見ですから、患者さん目線と医師目線の両方で選択しなければなりません。機能性と審美性とメンテナンスの三位が、自分達の思いを満足させてくれるものであるかどうか・・・
ポイントを絞って説明を聞かせていただきました。
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次に、中央区にある(株)ヨシダ。ここもいろいろな種類のチェアーがありました。私は、ここは初めて訪れます。いままで、モリタのチェアーしか使っていないので、縁がありませんでした。本来は展示室が休日にあたっていたようですが、営業の方に無理を言って見せていただきました。広々としていて、新製品が並べてありました。娘は、オシャレな感覚の、女性好みに作られたチェアーが気に入っている様子でした。ちょっと、主人も寝心地や使い勝手を試してみました。確かに、見かけはいいけど・・・ハンドバッグを買うような訳にはいかないですもの・・・
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「あっ、江上先生、お久しぶりです。」
と、振り向いたら、マー君の同級生のM先生ではありませんか。M先生もチェアーの打ち合わせに来られていたようです。主人とは、以前に講習会で顔見知りでした。(主人は、あまりよく覚えていないようでしたが??)世間は、特に歯科業界は、ほんとに狭いものですね。必ず、誰かさんと繋がっているというくらい、遠い親戚レベルの感覚です。
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そんな中、ひたすら、孫はお腹が空いて食事に夢中です。遊び疲れたのでしょうね。正直な行動に、「ふふふ」と笑ってしまいます。心のままに、体が包み隠さず、表情や行動に出てくる。幼児の特異性ですね。でも、ずっとこんなに透明な心でいられたら、どんなに素敵でしょうね。私も、常々、こんな風にありたいと思っています。心の波長のままに、人や物を見つめ続けることができたら・・・真実を見失うことはない・・・そう感じます。
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これからは、近未来に向かって、新しいチェアーを置くことのできる大きな器を構築していかなければなりません。一般住宅と違って、医療ビル建設は、前途多難です。(汗)
私達が使い勝手のいい、そして、患者さんの居心地のいい「快適」な診療スペースを夢見ています。衣類で言えば、「カシミアのセーター」のように、軽くて着心地のいい、いつまでも飽きのこない、温かい素材。建築も、居心地がよく、安心感があり、心温かいイメージ、そんなふうにできればと願っています。
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爽やかな「風」が頬を撫でて通るように・・・
お口の中にも、患者様の心の中にも、気持ちのいい「風」を吹き込めるような、診療の「新しい風」を起こしたい!!

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