浩子の部屋

首相交代劇に思う

「鳩山首相退陣!!」のニュースがテレビで流れた6月2日の昼。
それを見た瞬間に、思わず笑ってしまいました。毎度毎度のことに、驚くより喜劇とも思える「茶番劇」に、呆れてものが言えないというより、「やっぱりお前もか?!」・・・の心境です。支持率が70%から17%まで落ち込み、世間の批判も高まるばかりで、もう辞めるしかないという気持ちもわかりますが・・・
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「こども手当はどうなるんやろ?」
と、即座に言う娘の気持ちも、よく分かります。6月から支給されるとあって、先日手続きに、北区保健センターに行ってきたばかりですから。社民党が政権離脱してしまって、塀に一気に亀裂が入って水が流れ出すダムのような気がします。新しい鳩山船は、「期待」という荷物が大きすぎて重すぎて、もはや「タイタニック」寸前?になってしまいました。
民主党政権に、私はもともと何も期待していませんでした。所詮、自民党から離脱してできた小沢氏主導の党ですから、多かれ少なかれ「同じ穴のムジナ」に等しいと思っていたからです。実は、家族全員、前回の衆院選には行きませんでした。白票も意志の表れですが、出口調査で民主党が大勝することを耳にしていたから、行っても無駄かな?と思っていました。
今度の首相は、菅氏に決定しましたが、もともとの副首相であるから、そんなに変わりはないと考えます。看板を掛け替えただけで、中身はそのままという感じですね。先日来院された板東英二さんに、
「菅さんに決まりましたが、どう思われますか?」
と、尋ねてみました。すると、
「小沢さんを、どこまで遠ざけることができるかでしょうね。」
小沢氏の息が如何にかからないかかが、今後の民主党の行く末を決める・・・ということでしょうか。
菅氏率いる民主党の進路がわからないのに、国民はよけいに路頭に迷います。不況のトンネルを抜け出す一筋の光すら消えてしまっているのですから。誰もが政治不安を引きずりながら生活している。あまりに不況が長引くと、その先に考えもしないデノミがあったりするかもしれません。いえいえ、あまりマイナスのことは考えないようにしましょう。世の中は、なるようにしかならない。すべてを受け入れる「開いた心」が大切。命さえあれば・・・という原点に立ち返れば、何事にも立ち向かっていけます。
今日、娘が借りてきたDVD「沈まぬ太陽」という映画を見ました。「白い巨塔」や「不毛地帯」で有名な山崎豊子原作の映画です。戦争体験をしてこられた男達の、その後の人生において、政治の裏側をかいくぐって逞しく挑戦し続けていく・・・生き様。なんとなく暗い感じですが、心に「生きる」という文字を刻み続けて、この世に存在する・・・感覚。「忍」の一字で耐えて戦う男と、それを支えて見守り続ける女という、日本古来の美しい「生き様」を暗に教えられているような気がします。「沈まぬ太陽」は、何事にも屈せず、戦い続けて正しい道を生き抜く男の魂・・・という意味でしょうか?
苦しい時代を耐えて生きる!!
鳩山さんも、ほんまにあっさりと辞めはったなあ?!
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菅さんになって、もう「ア・カン」とも言えへんし・・・(笑)。
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