浩子の部屋

おぼろづきの米

今日のお昼前、洗濯物を乾しに自宅に帰って来ました。ついでに、バレエに行く前に少し腹ごしらえをしようと思って、炊飯器を覗いてみると・・・あれ?!いつもより、パサパサした感じのご飯です。ちょっと黄色味を帯びて、発酵したような匂いがします。まあ、腐っている訳ではないので、そのまま食べようとしました。そして、一口食べてみると・・・
「わぁ〜〜!! 酸っぱい〜!!」
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ご飯に食酢をそのままかけたような酸っぱさです。
「あっ、そうや?!えらいこっちゃ〜〜!!」
コウキの今日のお弁当にこれが入っていたら、酸っぱくて食べられないかもしれない・・・
と思い、早速、外に出かけている娘に電話してみました。ところが、昨日から携帯電話の調子が悪いと言っていたとおり、ずっと留守電になってしまって、ちっとも繋がりません。それなら仕方ない・・・ということで、コンビニでコウキの大好きな「いくらオニギリ」を買って、スタッフの八木さんに依頼し、保育園まで自転車で走ってもらいました。
保育園には、私の方から電話を入れておきました。
「すみません。コウキの祖母ですが、今日のお弁当のご飯が腐っていたのを、今気が付いたので、今から代わりのオニギリを届けさせてもらいます。よろしくお願いします。」
無事、オニギリは届けられました。(やれやれ)
実は、昨夕、ウチの家政婦さんが、お米を洗いながら、
「これ洗ったら、何とか綺麗になりますかね。」
「どうしたん?何かあったの?」
と、尋ねてみると、
「奥さん、お米にカビが生えていたみたいで、こんなに真黒になるんですけど、洗ったらなんとかいけますかねぇ?」
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「えっ?!こんなに黒いの?こんなん初めてみたわ。お米の虫はよく湧くけど、灰色のカビって珍しいね〜。」
「綺麗に洗えば、こんなに白くなりますから、このまま炊いときましょか?」
「ほんまやね。何とかいけそうやから。じゃあ、よく洗って炊いてください。」
今年の春に北海道から送っていただいていた「おぼろづき」のお米。なんぼ黒川農場でも、お米まで「黒い」???
一番奥に置いてあった為に、そのまま夏を越してしまい、密閉されたビニール袋の中で発酵というか成育してしまったみたいです。せっかくの美味しいお米なのに、ほんとにもったいないことをしました。贈ってくださったのを「無」にしてしまい、ほんとに申し訳ございません。生産農家の方にも、心よりお詫びします。(平身低頭)
でも、この黒カビの正体はいったい何なんでしょう???
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写真のように、お米の割れた先端部分が黒くなり、どの米粒にも白い縦のすじが入っています。全体的に灰色になっています。そして、ちょっと糠が発酵したような匂いがします。インターネットで調べてみると、黒カビには、マイコトキシンという毒素を産生させるものがあり、一定量毎日食べると慢性毒性を起こす可能性もあるということです。
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米につくカビにも、十何種類あるそうですが、中には、脚気様の神経マヒをおこすものがあったり、腎臓を悪くするもの、また肝臓をおかし、肝硬変をおこし、長い間には癌さえもつくるような毒素をつくるものもあります。もったいないですが食べないほうが良いでしょう。
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この黒カビは、思っていたよりかなりの毒性があるようです。主人は、
「夕べ食べたけど、その時は何ともなかったでぇ。」
「朝、コウキの小さいオニギリ食べてたけど、酸っぱくなかったん?」
「そんなん感じへんかったけどなぁ〜?!食べても死なへんから大丈夫や!」
と、ちょっと舌が鈍感な?主人です。
「ほんまにまずいよ。捨てたほうがいいよ。」
「お前が食べんでも、ぼくがひとりで食べるから、置いといてくれ。」
主人は、昔からの「もったいない精神」があるようですが、今回は、発癌性のある毒が含まれている可能性もあるので、止めた方がいいでしょうね。
薄くなってきた「おぼろづき」の主人の頭をみて・・・
黒カビも  頭に生えれば  喜ばれる (笑)

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