浩子の部屋

篠山味まつり・河原町

「丹波篠山」・・・と聞いて、皆さんは何を想像されるでしょうか?
黒豆に、栗に、松茸・・・など、全国にも名高い特産品がいっぱいあります。
近年は、黒豆の枝豆が大人気!!大粒で、ぷっくりしていて、旨味もたっぷりあります。
今日は、実家の母に「おいでや!」と誘われて、今年も、娘家族と共に篠山味まつりに行ってきました。
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大阪を7時50分ごろ出発で、多少の渋滞はあったものの、9時半ごろに篠山に到着。高速道路を降りたすぐのところで売っている地元の野菜は、すでに完売。皆さん、出足が早いようですね。大書院のある篠山城址の付近の道路は、観光客の自動車で大渋滞。皆さんのお目当ては、枝豆や栗や様々な美味しい味覚の土産物。そこで、娘が言うのには、
「篠山って、けっこうな観光地なんやねぇ〜。」
えっ?!今頃何言うてんねん!!・・・って、感じやけど・・・
小さい頃から、しょっちゅう(度々)来たことがあるので、「篠山」=「田舎」という図式が出来上がってしまっていたようです。
いろいろな「まつり」があることは知っていたけど、その時だけ賑わっていると思っていた。今回、全国からほんとにたくさんの観光客が来ていることで、初めて「有名な観光地」と認識した。・・・という意味らしい。
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秋晴れの、のどかな田舎町。付近の農家では、採りたての黒豆枝豆を即売しています。野良着姿のおばあちゃんが、仮設テントで売っているのが何とも微笑ましい♪ここは、時間までも「田舎時間」というか、のんびりゆっくりした空気感に包まれています。
のらりくらり・・・のらりくらり・・・
この時間や空気が、美味しい熟成した枝豆に育てるのですね。思いっきり、美味しい空気を吸い込む。ここで育った私には、やはりこの土地の波長が、周波数がピッタリ合う。
大阪という大都会で過ごしていると、この空気感をすぐに忘れてしまいます。大阪時間は、ほんとに「せっかち」。皆さんが忙しく、追われるように仕事をしている。その波長は、大阪で育った娘には、当たり前の時間と空気感。娘もそれを感じて、
「私、車に乗っていて、赤信号に変わる時に渡られへんかったら、メッチャ損した気分がする。マー君も、キヨちゃんも全然そんなこと感じないというんやけど。」
お婿ちゃん達は、小さい頃は私と同じ田舎育ち。よほど急ぐ場合でなければ、そんなに焦っていく必要はないと思ってしまう。主人は、娘と同じ。ちょっとでも「早よ、行かな」と忙しい気持ちになり、遅いと時間を損した気分になるということらしい。
実家に到着して、美味しい栗おはぎをいただく。
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孫も、この初物に大喜び♪「パクッ」と、一口に入れて、大満足していました。
「こんなウマいものが、世の中にあったんだねぇ。ボク、知らなかったよ。踊り出したくなるくらいだよ。」・・・という表情をしていました。(笑)
商家の町(妻入商家群)として有名な河原町に行ってみました。秋祭の山車が着飾って展示されていました。
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この通りには、私が小学校の頃通っていたお習字の先生の家や、長女を出産した丸尾医院、
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祖父が持っていたお面を寄贈した能楽資料館、
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そして、3歳の時に命を救っていただいた中川医院(現在はお食事処)などがあります。昔と変わらぬ一面を残した、ほんとに懐かしい町です。デカンショ祭りの時も、この道をよく踊りながら通っていましたから。(昔は、篠山川の河原で、櫓を組んで、盆踊りをしていたのです。)
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味まつりのイベントが始まりました!!
懐かしい「チンドン屋」さんです。大人の方が、10人くらいおられました。座長は、小さな女の子。とても可愛い声で、口上が始まりました。
「みなしゃま。ほんじつは、ようこそおいでくだしゃいまちた。」
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賑やかなのは、けっこう、けっこう。楽しいですね。
孫も「なんだろう??」と言わんばかりに、必死に見ています。
花見気分と秋の空???
なにかようわかりませんが、祭りも衣装も「ちぐはぐ」な取り合わせが、また趣がある?!
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♪チンドン、どんどん、ちぐはぐ、チンドン、チキチキ、ドンドン♪
お囃子が遠くなっていくのを聴きながら、古い家並みを歩いていました。
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「わぁ〜、セイトがおふろにはいってるぅ〜!!」
と、孫の声。確かに、よく似てる・・・ふふふ
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