浩子の部屋

年の終わりに

墓参りも済み、買い物もし、年越しそばも食べ、紅白歌合戦を見て、
今年もいよいよ終わり・・・
「ほんまに激動の年やったぁ〜〜!!」
57年の人生の総決算とでもいうべき、あらゆる事件が起こった年。「この山を乗り越えなければ、明日はない!!」とまで思えるような日々の連続でした。
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私達夫婦の念願の新しい診療所建設。構想をまとめていくのに時間が随分かかりました。夜、寝床に入っても、頭の中でイメージを作り上げて、なかなか寝付けなかったことも度々でした。1階・2階が共に診療所になるという時、1階と2階の連携をどういう風にするか、そこに入る器械によって配置が違ってくるため、器械を先に決めたりして・・・ようやく形になってきました。その間に、娘2人は第3子を懐妊し、2人共9月に出産することになり、やきもきしながら見守る日々でした。少しでも、今できる事は全てやっておこう・・・という気持ちで進んでいました。自分の体も顧みず・・・です。(汗)
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最後の最後に、自分の人生初めての入院生活。結果的には、ステージ1というライトなものでほんとに良かったのですが、かなりの浸潤性の悪性腫瘍ならば、来年の開院まで元気に生きていられるかどうか・・・と自分でも危ぶんでいました。だからこそ、主人にも誰にも体調のことは言わず、今日できることを全部やりこなしておこうと思う気持ちが優先していました。
自分が悪くしてしまったのだから仕方がない。だけど、ここでピリオドを打ちたくはない。ある程度、娘のことも、診療所のことも、目途が立ってからだったら病院に行くことができると考えたのです。
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でも、神様は、仏様は、守ってくださいました!!
こんなに、今、元通りのピョンピョン跳ねまわることができる状態にまで回復しています。ただ、深夜には充分な睡眠をとり、パソコンはあまり、いえ、ずっとさわらずにいます。
ほんまに、体あっての仕事。「仕事も大切、体も大切」というくらい、いつも健康を考えるようにしています。自分ばかりではなく、私の周囲が、皆、こころなしか、気遣ってくれていて、私が疲れないようにと声がかかったりします。
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私自身が「死」に対して恐れないのは、人間は、生まれたからには、いつも、どんな人も、「死」に向かって歩んでいるからです。自分自身の人生ですから、今までにやりたいことは全てこなしてきました。何の悔いも無いですが、唯一つ、新診療所だけはオープンまでみたいという思いがありました。それと、安保徹先生の著書「長生き免疫学」を読んでいたから、「がん」に怖さを持っていなかったこと。安保徹先生の講演は3〜4回聴かせてもらい、実際に、講演後の懇親会でお話しする機会も得ました。免疫の神様ともいうべき教授で、胸腺外T細胞を発見された方です。
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この本を読んでいると、西洋医学、特に今の保険診療の歪みも見えてきますし、「自分の病気は、自分で治す」という根本的な考え方にとても共感します。私の場合は、もちろん西洋医学の恩恵にあずかったわけですが・・・これから先のことを考えると、自分のライフスタイルをきちんとすることの重要性を、とことん知らしめられる結果になりました。
無理のない範囲で、大切な物事をこなしていく。全てをクリアできるわけはないので、自分にとって一番優先される事柄から片付けていくこと。人に任せることができるものは、完全に任せてしまい、自分の自由時間と睡眠時間の確保に努めること。これが来年の目標です。
自分の健康は自分だけのものではない。私の周囲にいる人に全て影響するのですから、自己管理を徹底します。長生きすることが目的ではなく、健康で楽しく過ごすことが重要。そして、結果的に、迷惑をかけず細く長く生きられたら、最高です。
自分の最大限の思いを遂げようとせず、
欲張らずに、最小限の思いのみを実現する。

これが、これから生きていくうえでの、大切なコツになることでしょう!!

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