浩子の部屋

グランフロント食べ歩き・すきやき

最近あまり一緒に食事に行っていないスタッフ、斉藤さん・詫間さんを誘いました。行先は、もちろんグランフロント大阪で、目的地は、私がまだ行ったことがないお店。南館8階のトマトすき焼き「大坂・ばさら」がとっても気になっていたので、行ってみました。月曜日だから空いているかな?と思っていたら、予約で埋まっていると・・・

「しばらくお待ちいただくことはできますか?」と言われたので、待つことにしました。5分ほどで、すぐにカウンター席に座らせていただきました。斉藤さんも、詫間さんも、
「まさか、日本料理とは思いませんでした。トマトなので、てっきりイタリアンのお店かと思っていました。」

トマトすき焼きのコース(前菜・すき焼き・麺・デザート)を注文しました。ビールを待っている間に、テーブル席が空いたので、そちらに移りました。まずは、日頃の忙しい仕事をよく頑張ってくれているので、
「お疲れさま~!!」で乾杯。

前菜は、カワイイカワイイ小鉢に、色とりどりのものが入っています。一口ずつ、楽しみながら味わいます。鯛の形の器には、一口サイズの鱚の寿司が入っていました。ここは、会席料理もされているようです。

「今は、お話しするより、味わう方が大切やね~ぇ。」
と、ひとつひとつの味談義。
次は・・・トマトと玉ねぎだけが出てきました。
「えっ、これは???」

「まずは、野菜の味からお楽しみください。」
玉ねぎのシャリ感と甘味、完熟トマトの旨味とさっぱり感。すき焼きの甘い醤油たれとのマッチングを楽しみます。玉ねぎは、淡路島産、完熟トマトは、熊本産だそうです。
素材の良さが引き立つように、シンプルにさっと仕上げてあります。

今度は、ボリュームたっぷりの和牛薄切り肉が出てきました。カウンターのところで炊いてくださって、盛り分けてくださいます。2人の時はテーブル席で作られるそうですが、3人なので場所がないため、カウンターになっているようです。

「次は、卵をつけてお召し上がりください。」
卵は、器の周りが白くなっていたので、
「この卵は、どうなっているのですか?」

「これは、ちょっとスチームを通して、ふわっとする感じにしてあるんです。」
なるほど・・・生卵の白身の重みが、少し混ざりやすく、軽くなっています。
「わぁ~~、すごい~ながい肉!!」

卵に浸けると、鹿児島産牛肉の甘い肉汁と、トロっとした卵が、口の中で広がります。肉のあとのトマトは、お口直しみたいな感じです。

3皿お肉が出てきましたが、私は2皿でお腹いっぱい。斉藤さんと詫間さんで分けて食べてもらいました。ふたりとも大満足の顔。

最後に残ったたれに、トマトのペーストみたいなものを入れて、イタリア麺のタリアテッレ(縮れたきし麺みたい)を入れます。バジルの葉も入れて、日本料理というより、完全にイタリア寄りですね。

ちょっと塩辛目のお味に、粉チーズをふりかけていただきます。醤油ベースなので、チーズはちょっとミスマッチングかな~。

最後に、出てきたデザートは、プリンと水羊羹です。この取り合わせは、ふつうありえませんよね。でも、夏向きで、ツルッとのどに入っていきます。冷たさも味のうち・・・

「ばさら」のお店は、もともと徳島県鳴門市に本店「古今・青柳」があり、「ばさら」はその姉妹店で、東京の三田と京橋に出店されていて、この大阪は初出店なのだそうです。「ばさら」は「婆娑羅」という仏教用語で「賑わうこと」という意味だとか。また、トマトすき焼きは夏だけのものではなく、年中あるのだそうです。1年を通して、全国のトマト産地と提携しておられるようです。

シンプルさ  鍋でひき立ち  トマト顔

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