浩子の部屋

ピアノ脱力法メソッド

佐藤青児先生のMRT(筋ゆる)講座で出会った方から、「ピアノ脱力法」を指導されている先生がおられると、たまたま聞きました。先生の名前も知らなかったのですが、佐藤先生のFBと繋がっておられた大島聡子先生の記事が目に飛び込んできました。ひょっとしたら、これかな?と思って、早速に大阪でのセミナーの申し込みをしました。
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メール返信にて、簡単なアンケートにお答えくださいということでした。
1.ピアノを弾く上で、困っていること、改善したいことを一つだけ挙げるとしたら何ですか?

舞台では、どうしても緊張して、手が思うように動きません。また、へバーデン結節という第一関節の変形と痛み(特に右小指)があり、手指に負担をかけてしまうので、楽に弾ける方法はないかと思っております。

2.今回参加しようと思ったきっかけを教えてください。

 さとう式の講座で、元野さんと出合い、脱力法があるということを知ったので
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3.現在練習している曲があったら、教えてください。

  4月に発表会で弾きます。ドビュッシー作曲「月の光」

4.こちらのセミナーをどこでお知りになりましたか?検索の場合は、検索した言葉を教えてください。

  フェイスブックをたまたま見ていて

5.ピンポイントレッスンで受講予定の曲目、または、質問したい内容を教えてください。

  上記の「月の光」

会場は、大阪市旭区役所の隣の大阪芸術創造館でした。動きやすいパンツスタイル・バスタオル・筆記用具・お弁当・レジュメを持参。まずは、床での脱力トレーニングから始まりました。ヨガと佐藤先生の筋ゆるを取り入れられ、体の中から堅くなった余分な力を抜いていく、緩めていく方法でした。
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次は、椅子での脱力トレーニングとフィンガートレーニングです。
椅子の上に座って、息を吐きながら、腰を回したり、足を動かしたり、腕回しなどをして、脱力していきます。また、手首からの動きや、手指の第3関節を「山」にして、親指は第2関節をしっかりと曲げられるようにしていきます。手指の間もゆっくりとやさしく
1本ずつ伸ばしていきます。

今度は、黒鍵を使って、各手指の弾く感覚を覚えていきます。黒鍵は白鍵よりも狭いので、押さえるのが難しいため、より良い練習になるそうです。一音一音確かめながら、音の響きにも耳を傾けながら、確実に押さえていく感じです。基礎をしっかり教えていただくような感じです。自分の体の中に感覚を浸み込ませる感じです。
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指の移動も、弾いた瞬間に次に弾く鍵盤の位置に、即座に移動させて準備をするという練習です。ショパンポジション(ショパンに夜、最良の手の形を作れる場所)というそうです。打鍵は、鍵盤に対してまっすぐに入れるようにし、耳から手が動いて、指が動くという意識を持って弾くようにする。

言われるままに、指を動かすことだけに必死でした。とりあえずのカリキュラムをこなしたという感じです。他にこられていた方たちは、リピーターの方ばかり。私も1回で覚えられるわけもなく、また次回も参加させていただきたいという思いです。

お昼休憩のあと、個別指導のピンポイントレッスンです。ひとりずつ、レベルも悩みも違うので、それぞれの希望に合わせて、指導してくださいます。私は、もうすぐ発表会で弾くので、つまずいてレガートに弾けない箇所や、フォルテの和音がガチャガチャとした汚い音なので、クリアーなフォルテにしたいと思いました。
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「ドビュッシーは、できるだけ垂直な感じに打鍵して、力を抜いていったら、きれいな響きの音が出ますよ。」と言われました。確かにそのような感じで弾いてみると、音が立ったような、澄んだ清水のような響きになりました。作曲家によって、響かせ方まで違うんだと知りました。曲想に合わせるということですね。いろいろと勉強させていただきました。

ピアノ脱力法・・・ここでも脱力することの難しさを感じます。さとう式に出会っていなかったら、「頑張る」こと「努力する」ことが美徳であると思っていました。気持ちが前向きになるにはいいのですが、「とりあえず頑張ります」「大丈夫です」みたいな、「やってますけど、ほっといて欲しいな」的な返事には使ってはいけませんね。

「頑張る」「努力する」は禁句!!
しっかり楽しみます!!幸せになります!!体を緩めます!!
イメージすることで、それが現実になっていきます。
ピアノも、自分が奏でる、きれいな音を聴きたいと心にイメージしています。

無駄な力を抜くことは、職人技
無駄な思いを抜くことは、職人芸
無駄な努力を抜くことは、一流人

でも、ゆく先は遠いなあ~~。(笑)

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