浩子の部屋

奈良女子大学管弦楽団演奏

2014年の佐保会大阪支部・総会および懇親会が、リーガロイヤルホテルで開催されました。今回の懇親会では、「奈良女子大学管弦楽団」の学生さん達の演奏を聴かせていただきました。奈良女子大学管弦楽団は、昭和44年に創設された奈良県唯一の学生オーケストラで、他大学からも参加されているメンバーもおられるそうです。

大学時代に音楽部に入部していた私も、学生だけの管弦楽団があったような記憶がありますが、それが今まで続いてきていることに、まず、驚きました。そして、奈良女子大学のみならず、他大学の方々も一緒になって活動をされていることにも、さらに、佐保会という女子会にピッタリの、女子ばかりのメンバーであることにも。

木管三重奏から始まった曲目は「愛の挨拶」。爽やかな目覚めを呼ぶような、優しい音色が会場に流れていきます。皆さんもおそらく何回か聴かれたことのあるメロディーです。その後、木管五重奏で、ミュージカルメドレーと日本の歌のメドレーを聴かせていただきました。知っている曲ばかりなので、とても楽しく心地よく感じました。


その後、弦楽四重奏にて、有名なモーツァルト作曲「アイネクライネナハトムジーク」の第一楽章。私のとっても好きな曲です。スイスに行った時に買ったオルゴールも、この曲です。これぞ弦楽だ・・・というくらいの代表格の曲。ただ、皆さんが知りすぎている曲だけに、耳の肥えた人には、音色のバランスまで聴こえてしまいます。ほんの少し外れたのは・・・ご愛嬌ですね??

ホルスト作曲の「ジュピター(木星)」、ヨハンバッヘルベル作曲の「カノン」を気持ちよく聴かせていただきました。

最後には、「奈良女子高等師範学校校歌」を、会場の皆さんの歌声に合わせて演奏してくださいました。ちなみに、音楽部部員であった私ですが、この校歌を知りません。学生当時には、先輩から「奈良女子大学には校歌が無い」と聞いていました。こんなにいい校歌があったのですね。知らずにとても残念なことをしました。

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校歌は、1917年、貞明皇后が奈良女子高等師範学校を訪れられた時に、講堂の窓から春日山をご覧になって詠まれて、下賜された御歌を基に、東京音楽学校(現在の東京芸術大学)へ付曲依頼されたもの。同年6月に奈良女子高等師範学校校歌として制定された。

① 春日の山に出ずる日の くもらぬ光仰ぎつつ
かざせや心の花ざくら つめよまことの教え草

② みなもと清き佐保川の みぎはの柳うちはえて
ふるきをたづね あたらしき道にすすめやひとすぢに
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皇后様からいただいた歌を校歌にするというのは、ほんとに数少ないことですから、その歴史の重みをしっかりと受け止め、ここで出合うことができたことを、自分史にも刻みたいと思います。

懇親会の食事は、女性のためのプチカワイイ演出のフランス料理です。「可愛いオードブル3種東洋風」「お野菜いっぱいミネストローネ」「牛フィレ肉のロースト玉葱のコンポート添え」「小さなサラダ」「デザート」でした。

美味しくいただきながら、同じテーブルの年下の方々ともお話させていただきました。いろんなお仕事をされているようで、ほんの少しですが、他業種のご苦労を垣間見た気がします。同窓ということで、なにか根底に安心感が流れているのでしょう。警戒心がほとんど無いのが良いですね。それぞれ皆さん、仕事において重要な役割を担っていらっしゃるのを感じました。

日頃お世話になっている役員の皆様にご挨拶させていただいたあと、ホテル1Fカフェで、親しい友とおしゃべりに花が咲きます。お抹茶のセットをいただきました。今、この時間を持つことができるのも、歴史ある佐保会のおかげです。

 女高師の 深き伝統 奏で給ふ

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