浩子の部屋

贈り主は百貨店?

お歳暮は、例年のごとくたくさんいただいておりますが、今回戴いたメール便の送り主が「株式会社大丸松坂屋百貨店」になっています。しかも、東京からです。あれっ???
東京の百貨店、しかも大丸松坂屋にも注文したこともないし、なんでこんなん送ってくるんだろう・・・と疑問が次々に沸き起こります。

開けてみると、美味リクエスト便が入っていました。
でも・・・なんで百貨店なん??
別の封筒に入っている手紙を見て、なるほど!!
京都吉兆「京都牛ロースト」に関するお詫び・・・と書いてありました。例の一連の疑惑事件のひとつですね。

でも、私には、これを注文した記憶は全くありません。おそらく、美味リクエスト便の中で、注文したのでしょうか?もしくは、お中元かお歳暮でいただいていたのでしょうか?
最近ではないような気がするんですが・・・全く覚えておりません。これを何年か前にさかのぼって、全国に発送しているということでしょうねぇ。事件の後始末もほんまに大変ですね。私のように記憶のない人にまで送るのですから。

お問い合わせ先は、大丸松坂屋百貨店「京都吉兆」お問い合わせセンターになっていましたので、対策室までできているということですね。対象商品は、
★「京都吉兆京都牛ロースト」(詰め合わせ)
・京都牛ロースト山椒風味ロースト(150g)
・京都牛もも肉ロース(150g)×2
・合わせちり酢(90ml)

そういえば・・・あちこちに飛び火した偽装事件の話は、最近どこかに消えてしまいましたね。特定秘密保護法案が、この偽装事件が起こっている水面下で検討されており、結果有無を言わさずの強行可決されてしまいました。なにか、政府が世間の目を欺くための、相次ぐ事件だったような気がしないでもありません。

ナチスのヒトラーの再来かと思わせるような、特定秘密保護法可決。私も、軍国主義の入口に一歩足を踏み入れたような「恐怖」を覚えます。あの強行さはないでしょ?!中身がほとんど決まっていないのに、「破れ鍋にとじ蓋」式に覆い隠そうとする気配。我々以上の年齢の人は、ほとんどの方が危惧されていると思います。

例えば、「平和主義」であった日本が、戦争に加担することになっても、結果しか知らされず、それを知っていても誰にも知らせることができない。もっと怖いのが、原発の事件で、放射能汚染があっても世間の混乱を避けるために、時間が経ってからしか知らされないことも起こりうる。被爆していても、後のまつり・・・。第2次世界戦争体験者は、その時の恐怖がよみがえってくることでしょう。

現在の若者や子供たちは、将来、どんな世の中になっても、「野生の感」を働かせて、自分の身の安全を守る術を持てるようにしておいてほしいです。安全に「食べる」ことができる幸せを身近に感じ、そして、「生きる知恵」をたくさん身に付けておいてほしいです。我が孫達も、それぞれの個性を尊重しながらも、まずは生きて、世の中の為になる人になってもらいたい。

願いはいっぱいあります。今回の偽装事件も、中に毒や薬が入っていたわけでもなく、美味しいと思って食べることができたのならば、大したことではありません。でも、後始末はこんなにも大変なことならば、最初から真実で真心で商売すればよかったのです。消費者の声や笑顔に、自分の生きる力をいただけばよかったのです。

私みたいに呑気なものにまで、こうして恵みがいただけることは、実にありがたいことです。孫達の為に、「お米」を注文させていただきました。そこで、主人は、
「孫にそんな美味しい米、食べさせる必要ないでぇ。何でも食べたらいっしょや~。」
と、言っております。私は、孫にこそ、美味しいものを食べさせてやりたい。甘やかすのではなく、本物の味を知ってもらいたいからです。

恵み米  きもちよく手に  受け給ふ

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