浩子の部屋

還暦を迎えて

今日は、還暦の誕生日。先週の土曜日に、江上歯科の35周年とともに、たくさんの誕生日祝をいただきました。大勢の方に祝って頂き、人生最高の“時”を迎えております。お誕生日メールも直接送ってくださったり、そのお返事をしようと思っているところへ、実弟から真っ赤な箱が届きました。

「わぁ~、バカラって・・・何?あっ、私のお誕生日祝いやね。」
ありがたい、ありがたい。先日祝ってもらったばかりなのに、今日の日の為に記念の品を送ってくださる気持ち・・・それが一番ありがたいです♡

11歳年下の実弟も、もうれっきとした“おじさん”になりました。赤ちゃんだった時は、オムツを替えたり、一緒にお風呂に入ったりして、お姉ちゃんぶって遊ばせてもらったものです。

60年・・・振り返ってみると、早いようで長いようで、いろいろあったけど「今を良し」として生きていけたら最高です。でも、「60才」という重みを、今日から感じます。
50歳代とは違う・・・
何なのだろう???
還暦という言葉の通り、十干十二支が一廻りして、また「0歳」からやり直し・・・
というか、始まりの時期なのですね。

何か、精神的には、天使の羽がついたようにとっても“楽”。「耳順」と言われるように自分のすべての“囲い”を取り払って、眼や耳から入る情報をもとに、そのままを出せる気がします。自分の荒々しい、こんぺい糖みたいな“トゲ”が、あらゆる事象や、あらゆる人達によって削り取ってもらい、随分キレイに磨かれてきた“石”のような気持ちです。なかなかダイヤモンドにはなりきれませんが、まずは、角々しいものから、丸い、ツルッとした形になってきたようです。

これから、光輝けるように・・・
もっと微細な面を磨いて、少しずつ遠くまで光輝けるようになれたらいいなぁ。

振り返ってみれば、50歳代は、人生最大の山場だったかな?
とっても“ヤンチャ”な時代と言ってもいいかもしれません。
自分の体は、まだわりと自由に動くし、頭もボケかけてはいるけど、まだ世間に通用するだけの能力は残っているし・・・

少し自分をセーブしながらも、行動範囲や交際範囲も広げられるし・・・
物事をわりと落ち着いて冷静に眺めることもできるし、
人からは年相応にある程度尊敬してもらえるし、
経験談は真実味をもって聴いてもらえるし・・・
何かとっても・・・
若い時と違って、山の頂に近づくにつれ遠くの景色がきれいに見えるように、肩の荷が少しずつ降ろされて視界が広がり、天空に近づく気持ちになります。

80や90歳の人から見たら、60歳はまだまだ「ひよこ」だと思いますが、まず一応、60年間地球上の空気を吹い込んできた人間であるという経験値は、世間にも認めてもらえることでしょう。
ばばあ街道まっしぐら」ですが、ババアはババアなりに、楽しんでいこうと思っています。

空青く 老いるもまた 美味なりき

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