浩子の部屋

のどかな春

桜満開の大阪から、父の17回忌法要の為、早朝、丹波篠山に向かいました。ここは、5分咲きの桜です。実家に行く途中に、宇土観音に立ち寄ります。ここの綺麗な清流を汲むためです。静かな田園風景の中、ウグイスの鳴き声が聞こえます。都会の騒音とは無縁の世界。静寂と鮮度のいい空気とマイナスイオンに包まれる、日本古来の世界がここに現存します。ほんまに「のどか」です。
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主人は、用意してきたポリタンクに神社に流れ込んでいる水を汲みます。
「ジイジ、なにぃしてんの〜?」
孫は、不思議そうに見ています。日常では、水道からいつも水が出ているのに、どうしてわざわざここに水を汲みに来るのか、訳が分からないというのは当然のことでしょう。自然の美味しい湧水を汲んで楽しんでいるのは、我々世代だけかもしれませんね。
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実家では、仏壇にお参りします。セイト君は、お線香に興味あり、早速に試食を始めました(笑)。何でも目新しいものに手が出て、口で確かめます。まあ、一番かわいい盛りですから、仕方ありませんね。仏壇や建具を壊さなければ・・・「よし」という感じです。もちろん、お鈴は絶好のオモチャです。
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この部屋の床の間には、実家の先祖の似顔絵が描かれた掛け軸があります。座っているのが初代(忠兵衛)で、立って舞をしているのが第2代(治助)です。私のおじいさんの曾祖父と祖父にあたります。
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実弟が6代目になります。私の幼少期から掛けてあったので、ずっと見てはいましたが、あらためて見てみると、亡祖父にそっくりです。血は争えぬというか、遺伝というのはこういうことか・・・と思います。亡き父も養子となって、この5代目を受け継いできたのですね。理屈より何より、受け継がれることの大切さを、今日の法要でも感じています。亡き人のご縁でここに集う一族。遺伝子の共有部分で繋がりを持つことを、今一度確認し合うための法要。亡き父に、亡き祖父母に、今在る自分に繋いでいただいたことの感謝を捧げなければ・・・
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菩提寺である曹洞宗法昌寺の墓では、土手の桜が見事に開花していました。タンポポも、桜を演出する立役者ですね。青空に映える薄桃色と黄色の花。まさに春爛漫♪
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お昼は、上二階町の高砂屋で、椅子に座っての洋風懐石をいただきました。
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2階から見る篠山歴史美術館の眺めも最高!!食事も一層美味しく感じます。
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これがお子さまランチ?!・・・と驚くほど豪勢です。春爛漫の法要もええねぇ〜♪
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食事が終わって、その辺りをウインドーショッピングしていると、太鼓の音が聞こえてきました。何かお祭りのような・・・
春日神社に行列が入って行きます。篠山城址にある青山神社の神輿の行列です。セイト君をおんぶしたまま、カメラマン?の私は、走ります。
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甲冑を着た男児や、薙刀を持った女児達も可愛い〜〜ィ!!
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篠山の春は・・・
昔懐かしい、のんびりゆっくりのリズムが行き交う、心ポカポカ陽気♪

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