浩子の部屋

名古屋のうなぎ

一昨日のことです。
「おい、暇つぶしって何や?」
「ちがうわよ。うなぎ丼を混ぜたひつまぶし!」
「あっ、そうか?!ひつまむしか。」
「大阪の鰻のまむしに似てるけど、名古屋のは、ひつま・ぶ・し。」
と、主人との言い争い?の中、とにかく名古屋に行ったら、それを食べてみようということになりました。
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研修会の終わった後に、早速に駅前で食べられるところはないか、売店の方に尋ねてみました。名鉄百貨店のレストラン街にあるそうなので、探して行ってみました。ひつまぶしの「まるや本店」です。まあるいマークが書いてあります。すぐに入ってみました。メニューは、ひつまぶしのセットばかりです。まだ、あまりお腹が空いていなかったので、メニューの一番最初に出ていた「上ひつまぶし」を注文しました。まわりに座っている方も、同じものを注文されているようでした。
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しばらくすると、おひつに入った鰻が、運ばれてきました。カリッとよく焼けています。店員さんが、きちんと説明してくださいました。
「最初の1杯は、鰻をご飯とよく混ぜて、そのままでお召し上がりください。山椒を少し欠けていただいても結構です。次に、ネギやシソの薬味をかけてお召し上がりください。
最後に、お出汁をお持ちしますので、薬味と出汁をかけて、お召し上がりください。お出汁は、必要になられた時に、卓上のベルを押していただければ、熱々のものをお持ちいたします。出汁は、おかわり自由ですので、遠慮なくお申し付け下さい。では、ごゆっくりどうぞ。」
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毎回、どの方にも同じように説明されていました。駅に近いので、地元の方より、地方から来られた方が多いのでしょうか。丁寧に応対されるシステムがきちんとできているのですね。では、お櫃の鰻をさっくりと混ぜて・・・
「うん、ちょっとカリカリっとしているね。」
「焦げている感じが美味しいなぁ♪」
シソと刻みノリをかけて、少しさっぱりとしたお味。胆吸いも喉越し良く、いただきました。
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3杯目になったので、出汁を頼みました。熱々のお茶づけ風です。
「あら、胆吸いと同じようなお出汁やね。でも、ちょっと味がさっぱりしているし、風味があるね。」
ワサビやノリをかけてサラサラといただきました。初めての体験です。うなぎ茶漬けは、考えてもみませんでした。出汁があまりに美味しいので、2人で2回もおかわりしました。
「出汁には、鰹と昆布のほかに何が入っているのですか?」
と、店員さんに尋ねたら、
「香り付けに、ほうじ茶が入っています。」
と、おっしゃっていました。なるほど、ほうじ茶の風味で、うなぎの臭みを抑えるんですね。長年の間に、味を研究されてこのようになったんですね。
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量もたっぷりで、名古屋の名物をいただいた満足感に包まれました。ひつまぶしもたくさんの名店があるようですね。でも、ここで十分に満足です。本日のうなぎは、鹿児島産と、お店の表に書いてありました。とても清潔感があり、正直な良いお商売をされているのが、感じられました。
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最後に・・・
「まるや本店」と命名した私の思い・・・「三つの心得」という社長さんのメッセージ
? 「円」の字・・・宇宙・途切れることがない・禅の心
? 「丸」の字・・・安全の象徴・元に戻る
? 数字の「0」・・・空・0からのスタート
しっかり、商売繁盛ですね。伝統を大切にして、守り続けていただきたいと願います。
ひつまぶし あんたの頭は ミニまぶし・・・(笑)

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