浩子の部屋

ダジャレ天国

今日は、石巻名物の遊覧船、「ナンダコリャ丸」に乗船します。
50分コース飲み物付き1人1600円なり。14年前に桂小枝さんが取材に来て、「パラダイス」に認定された・・・という話。以降、毎年いろんなところから取材される機会があって、ここまで続いているというか、現存しているというか・・・
どんな船長さんなんでしょうか???
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ナンダコリャ丸の乗船場まで着くと、「なんだこりゃ?」と言いたくなるほど
、ダジャレがいっぱい書いてある看板が、いたるところに貼ってあります。
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まさに、ここは「ダジャレ天国」!!
松雄芭蕉ならず、「馬笑」さんの迷言集。
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葬式帰りの方、出産予定日を過ぎた妊婦、犬猿の仲の嫁姑・・・は、乗船ご遠慮くださいとのこと。(笑)
さあ、乗船しま〜〜す。
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ここからは、船長さんの独断場というより「毒舌場」、船上の風というより「ダジャレの嵐」。快調にダジャレの波に乗って、船は出て行く・・・
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ところが・・・
ダジャレもこの地方の特有のズーズー言葉。半分以上理解できないまま、たまにまともな?ダジャレに受けたりして・・・船内は、大爆笑!!
宮城弁を耳で聞いて、頭の中で大阪弁に通訳して、それで面白かったら笑える。ちょっとタイムロスがある・・・変な?笑い。
首輪をはめた犬の形をした「ビッグ・ジョン」と呼ばれる岩。
「お医者さん、良く聞いておいてください。あれは、良い医者。何故ですか?・・・ビッグ・ドッグターですよね。でも、悪い医者にかかったら・・・その人は・・・キノ・ドッグダー(気の毒だぁ)!」(小笑)
このようなダジャレが満載・・・続きます。(はぁ〜〜)
「ちょっと、写真撮ってる奥さん、外へ出てきて!」
と、呼ばれて室外に行くと、船を運転させてくれるというのです。
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「はい、右に回して・・・はい、左に1回、はい、右に1回・・・」
というふうに、舵取りを教えてくださいます。
とっても、気持ちいいです。風もちょうど心地よく、揺れも少なく、海の男ならず、海の女・・・になった気分。(へへへ)
主人が前に行って、私の舵取り姿をビデオ撮影してくれています。婿ちゃんも、いいアングルからカメラ撮りしてくれました。
それも、船先に「写真うつ指定席」???
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と、書いてあります。写真うつす指定席の間違いではありませんか?(笑)
主人も船酔いも無く、ご満悦です!!
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見所というほどのものはありませんが、船長さんのダジャレ・ナレーションのおかげで、あっという間に時間が経ってしまいました。
子供達は、程良い揺れに、ぐっすりとおやすみ・・・ZZZ
船を降りたら、船長さんの奥さんに、煎りたての豆でコーヒーを入れていただきました。ほっと一息。とても美味しいコーヒーに舌鼓。(嬉)
気配りが行き届いていますねぇ〜〜。人気があるのも、ちょっと頷けました。
お昼は、娘が学生時代から、よく連れていってもらったお寿司屋さんの「かめ喜」。
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皇太子妃雅子さんの父上も、現総理大臣の鳩山氏も、よく来られていたという寿司屋さんです。証拠写真です。
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ほんとに鮮度が凄い!!生臭みは一切ありません。鯨も刺し身です。
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定置網に引っかかった鯨は、水産省の内臓検査を受けた後は、売ってもいいということ。そして、捕獲してから2日間くらいは、まだ生温かいので、5日経過してからお刺身や握り鮨にできるそうです。石巻は、鯨でも有名なところなんだそうです。(へぇ〜〜)
鮪や鰹や牡蠣、
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この時期だけの天然のホヤ、
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めったに入手できないブドウエビ、
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大きなヒラメの縁ガワ、てんこ盛りのウニ、脂ののった蒸しアナゴ等々。大阪では、とても味わえない品揃え。凄い〜〜ィ!!
あとは、写真にてご想像ください。
ここから乾物屋さんというか、海鮮屋さんに立ち寄ります。ここは、女の戦場??のように、女性は買い物必死。おじいちゃん達は、孫の守りに必死。(笑)おじいちゃん、ご苦労様です!!
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そして、石巻の街が眺められる丘「日和山公園」に行きました。神社の鳥居が海に面していて、ほんとに美しい姿を誇っています。娘も感嘆の声。
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「石巻に住んでいて、海が近いという感じは全く無かったけど、ここでこうして眺めると、海がほんとに近いのが良く分かる。ほんまに漁港が近いんやねえ。」
と、しみじみ語っていました。今日の遊覧船で巡った小さな島々もよく見えます。地図の通りの海の町。魚がどこへ行っても美味しいのも、目に見せていただいて、充分納得することができました。
何故か、石巻は「萬画の国」。石ノ森章太郎の萬画ワールド「石ノ森萬画館」は、真っ白な円盤形の建物。ちょっとだけ覗いてみました。
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「漫画」ではなく「萬画」なのは、老若男女、万人に愛される万画、無限の可能性を持つメディア・萬画というメッセージが含まれているということです。
石ノ森章太郎は、石巻市の隣りの登米市中田町石ノ森出身。登米市よりも石巻市のほうが新しいものに開かれた目線を持っており、石ノ森章太郎やその周辺のマンガ家達のことをイベント等で取り上げたために、マンガが有名になったのだそうです。
夜は、小料理屋「ふなや」で、いろいろな一品をアラカルト。刺身はもちろんのこと、ミンク鯨のステーキ、竜田揚げ、牛タン等のお料理もあり、絶品。
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個人的に言えば、こんなに美味しい竜田揚げは、今までに食べたことがありません。ホワッとして柔らかく口の中でとろけるようになるのに、しっかりと存在感があり、衣のサックリ感とともに、まろやかな旨味とコクが拡がります。牛タンも「これが牛タン???」というくらい分厚くて柔らかく、サッパリとしています。
今まで食べていたのはいったい何なん?!
ミンク鯨は、地元の婿ちゃんも牛ひれ肉に間違うくらいの、柔らかさと滑らかさとふんわり感があります。もう、満足しすぎ〜〜っ!!
様々な旨味を一度に味わい、「ふなや」にて、
お腹は「ふにゃや」、頭は「ふにゅふにゅ」、お顔は「ぷにゅぷにゅ」になりました。(笑)
・・・ナンカよう(酔う)わからん??・・・ここは、 「レレレ天国」??

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