浩子の部屋

台北市内観光

今日は、台北の一日市内観光の日です。
天気は少し曇りですが、雨はあがっているようです。
本日の案内ガイド「ヨウさん」が、8時に迎えに来てくださいました。
月曜日のラッシュ時間とあって、車はもちろんのこと、バイクがいっぱい?!
車と車の隙間を埋めるように、バイクがゴキブリのように(?)ゾロゾロ・・・
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台湾全土の面積は、日本の10分の1で、人口は2300万人なのに・・・
バイクの台数が1000万台あるそうです。ということは、老人と子供を除いたら、ほとんどに人がバイクを持っているという計算になります。(ひぇ〜〜!!)
だから、信号待ちのところでは、バイク優先(?)みたいになるのですね。
マイクロバスに乗って、もう一件のホテル、円山大飯店に寄ります。
ここは、台湾でも古くて格式と伝統のある有名なホテルです。
中は、赤くて丸い大きな柱と、赤い絨毯と、赤い提灯のような電灯が特徴的な感じのホールになっています。たくさんの観光客で溢れかえっていました。
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最初に、9時から衛兵の交代式が始まる「忠烈祠」を見学。門に立っている衛兵は、身長が180cm以上、体重が65kg以上ある人で、厳しい特訓に合格した人しかなれないそうです。1時間身動きもしないでじっと立っているのですから、それほど厳しいことはありませんよね。特に、真夏の炎天下に立っているのが、一番つらいそうです。想像しただけでも、倒れそう・・・です。
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丁度、衛兵の交代式を観ている時に、携帯電話の呼び出し音。
長女達一行が、同じようにここに来ているという連絡が入りました。彼女らは、昨夜に台北に着いたところで、今日は別のツアーで、私達と同じように市内観光コースをまわることになっていました。10日ぶりの再会です。
「リュウ〜!!」
久しぶりなので、抱きついてしまいました。ウチの孫達も、久しぶりなので、跳び上がって喜びを表現していました。もう、衛兵の交代式よりも、みんなで外国で出会えることに興奮してしまっていました。早速に親族全員13名での記念撮影です。
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次は、世界4大博物館のひとつの「故宮博物院」。
1階から3階までの見所をポイントを絞って説明してくださいました。
?壷や食器に描かれている「龍」の爪の数は?
5本爪が皇帝のみ使用され、平民は3本爪。食器の色も、黄色の磁器は、皇帝のみのものです。だから、黄色地に5本爪の龍が描かれているものが、一番高価。
?1本の象牙をくり貫いて透かしている、中に何重にもなっているボールの数は?
実は、17個もあります。外側から、模様をつけながら1個1個彫り続けて、薄いボール状の玉を作って行く作業は、親子2代に渡り、50年もかかって完成された品物。
ひとつ間違ったら、せっかくの苦労も水の泡です。皇帝への献上品といえども、昔の人の技術と根気と忍耐力と、眼鏡も無い時代に細かい作業が出来る視力の凄さに、圧倒されました。
?埋葬品の中に、何故「豚」や「蝉」があるのでしょうか?
台湾では、豚を「豕」と書きます。ぽっちゃりしていて丸いので、何でも丸くうまくいく。
食べることもできるし、交換することもできる。つまり、「財産」になるということです。豚の形をした石に金の薄板を巻きつけたものを手に持たせることにより、あの世でもお金が使えるように・・・という意味が込められている。また、この財産である「豕」の上に屋根を乗せれば・・・「家」になります。つまり、屋根の下に「豕 」(財産)がないと、「家」とは呼べない。
また、「蝉」は、脱皮して、またこの世に生まれ変わる・・・という意味。これは、靴の中に入れられていたそうです。
?「酒」という字は、みずへんに酉(とり)と書くのは何故?
水は水でも、酉の時刻(夕刻5〜7時)に飲む水(液体)だから・・・
だけど、最近では、朝から昼から一日中飲んでいる人もいるので、みずへんに「セブンイレブン」・・・???と書くそうです。(笑)
?一番有名な「翠玉白菜」にいる2匹の昆虫、それは何?
キリギリスとイナゴ(一部には、コオロギともいわれています)。この翠玉白菜は、秦の時代に作られたもので、皇帝への嫁入り道具として作られたものです。2匹の昆虫は、1回に数千個の卵を産む繁殖力の強い虫です。つまり、子供をたくさん産むことができる、「子孫繁栄」の象徴だということです。
いろいろな説明を納得して聴くことが出来ました。やはり、ガイドさんの会話術というのは大切ですね。ガイドの資格を取るのも、1ヶ月の集中特訓合宿に入って、試験に合格しないとなれないそうです。素晴らしいガイドさんのおかげで、今回ここは3回目なのに、はじめて知ったことがいっぱいありました。
孫たちは、久しぶりの再会を喜んで、仲良く手を繋いでいました。
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昼食は、小籠包で有名な県泰豊(ディンタイフォン)。
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「世界の10大レストラン」に選ばれたこともあるという人気店。ただ、いつも行列ができていて、待たせることでも有名。
ツアーで予約してあるにもかかわらず、やっぱり待たされました。でも、座るとすぐに次から次へと小籠包や蒸し餃子が運ばれてきます。そして、アツアツを食べたいから、どうしても皆、あせって食べてしまいます。あっという間に完食。約15分くらいかな?外で待っている時間のほうが長い・・・かも?
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午後の観光は、「龍山寺」と蒋介石総統のメモリアルホールである「中正紀念堂」。
月曜日の渋滞がからんで、予定の時間より大幅に遅れての帰着でした。
夕食は、國賓大飯店の四川料理「川菜廳」にて、長女家族と合流しました。
珍しい料理に舌鼓。孫達は、「フィッシュ〜ウ、フィッシュウ」と言って、入り口においてあった金魚鉢のほうに夢中。きれいな小さくて尾っぽの可愛い魚が、スイスイと・・・
お腹も、眼も、香りも、サービスも、そして、皆の楽しい会話もすべてを満喫、満腹、満足、満願・・・で、みんなの顔にも「満面の笑み」。
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今日の教訓は??
満ち足りた「食」は、満ち足りた「心」を生み出す。

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