浩子の部屋

沿線火災??

只今、JR福知山線の普通電車の中。
義伯母の1周忌法要お参りのため、篠山に向かっています。
普通電車に乗るというのは、ずいぶん久しぶりです。
各駅停車で、私が知らない駅名もあったりして・・・
月日の経過を感じ、この福知山線の思い出に浸ってみました・・・
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私の最も古い記憶は、3歳頃、父と一緒に汽車(D51とかいう・・・)に乗って、2〜3駅、遊びに連れていてもらったこと。父は出かけるのが好きで、いつも一人娘の私を連れて、どこかへ行っていました。父の大きな手や大きな背中。すっぽりと包まれるような、いつも私を守ってくれるような安心感。
そんな思い出は、いっぱい、いっぱい・・・
福知山線で、宝塚や大阪に出てくる楽しみ。
子供心に、宝塚歌劇スターや、大都会である大阪に、ずっとあこがれ続けていた自分があります。篠山という田舎から都会に出る、ただひとつの手段が、この福知山線でした。
祖母や母とも、よく大阪へ「買い出し」に出かけていました。
今のように流通も少なく、篠山で買えるものが限られていました。
何でもすぐ手に入る大阪にあこがれ続けて、今、こうして大阪に住み、32年が経過。
すっかり大阪のおばちゃんになってしまった私。
ここで・・・<電車のアナウンス>・・・
「只今、相野(あいの)―相本(あいもと)間にて、沿線火災が発生しました!!その影響で、しばらく様子を見るために、運転を見合わせていただきます。情報が入り、安全の確認が出来次第、運転を再開いたします。」
え〜〜っ!!遅れるの〜〜?間に合うかしら・・・困ったなあ・・・
大丈夫かいな〜ぁ。
乗っている皆さんも、ため息と「は〜〜ぁ」という「のび」をして・・・
あれっ、エンジンまで止まってしまった。ほんま、大丈夫か〜〜ぁ??
じっと待つしかないんやねぇ〜〜。どうしましょ〜〜。
しばらく、茫然と待つしかない・・・。ひゃ〜ぁ、困った、困った!!
タクシーは、田舎の駅なので、呼んでもなかなかやって来ないというし・・・結局、広野(相野のひとつ手前)駅で待つこと40分。消化活動は終わりましたというアナウンス。しかし、線路の安全確認をするために、まだ、止まったまま・・・
少しでも早く着きたいので、隣に止まっている特急電車に乗り換えたいと申し出ましたが、ドアが開かないので無理とのこと。
ようやっと、再開のめど・・・(止まってから1時間経過)
隣の特急は、先に出て行きました。やっぱり、最初から特急に乗るべきやったねぇ〜。普通にはトイレも無いし、こういう時には不利なんやねぇ〜。
特急電車の良さがこういうところにあるとは・・・発見、発見♪
ほんと、普通電車で在りし日の感慨に浸っていた私の頭は、一度に現実に戻ってしまっていました。法事は遅れてしまったけれど、もう仕方のないこと。連絡もつけたし、まあ、あとは成りゆきで・・・
相野駅を通る時には、ほんとに煙くさい臭いがしていました。
沿線火災??って何??
列車が動き出して、先が見えたとたん、ウロたえていた頭は、しっかりと冷静に判断できるようになってくるんですね。ほんまに、先が読めるというのは「ありがたい」こと。
日常は何気ない、当たり前のことなのに・・・
世の中、予定どおりにいかないのが常。今日の法事の教訓かもね?!
小春日和の沿線火災(カサイ)。列車が動いて、拍手喝采(カッサイ)!!(笑)
<追記>
法事は、主催者と親族も、この電車に乗っていたので、結局遅れて開始されました。
ほんとに、やれやれ・・・安堵。(ほっ)
また、篠山で乗ったタクシーの運転手さんの話では、
「最近、この辺りで山火事とかの不審火が続いているんですよ。きっと、誰かが火をつけたんじゃないですかね?」
大勢が迷惑を被るイタズラ・・・
主犯の人は、将来的に、人に迷惑をかけた分だけ、もしくは、それ以上に自分が辛い目に遭う・・・というのを教えてもらっていないのは、可哀想なことですね。

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