浩子の部屋

十三回忌法要

主人の母が亡くなって12年が経ちました。今日は13年目のお参りということで、娘や孫達、亡き母のご兄弟に集まっていただきました。7回忌法要のあとすぐに娘達が結婚し、孫6人が生まれました。この6年間の変化は、今思っても「凄まじい」ものがあります。少子化の時代に、これだけ密集しているのも珍しいことでしょうね~。

浄土真宗本願寺派・金臺寺の若院さんが、法要の為にお越しくださいました。6人も保育園児がいるわけですから、散らかさない、汚さない、騒がない・・・わけがありません。それでも、準備中の時間は娘達の部屋に隔離してもらって、なんとか法要の時間に間に合いました。いろいろと前もって段取りしていても、裏方は大変です。(汗)

ご院さんは、お子さんの扱いに慣れておられて、
「ええか、おっちゃんと一緒に・・・はい、手を合わして・・・南無阿弥陀仏~。」
と、子供達に指導してくださいます。
「ええ、まだ終わらへんの~??」
と、お兄ちゃん達は、不満顔をする場面もありましたが・・・
「もうちょっとやで~。もう少し頑張ったら、なにかもらえるかも??」
と、なだめすかしながら、お経を始められます。

お経の時間は、約1時間ありましたが、孫達はぐちゃぐちゃ、がちゃがちゃ、ぱたぱたしながらなんとか終わりました。1名はお経を子守唄にして、眠ってしまいました。

「すみません。ややこしいことで、申し訳ございません。」
「いえいえ、たくさんこうしてお参りくださることは、いいことです。亡くなったおばあさんが一番喜んでおられることでしょうから。」
ほんとに、孫達の修行の場ですね(笑)。

法要というのは、亡くなった人のご縁で、その方に深いゆかりのある人達が集まる場を提供していただく、そして、自分が「諸行無常」の中でどう生きていくべきかを問いかけて導いてくださるものです。ご院さんのお話の中に、こうして生きていけている「今」に、ほんとに感謝して、また明日を迎えていきたいと思いました。


法要のあとは、子供達も一緒に「がんこ寿司」で食事をしました。小さい子は、2人とも疲れて眠ってしまいました。わいわい・がやがや・ごそごそのテーブルですが、それぞれ気のおけないもの同士で、いろんな話の花が咲き、和やかな時間を過ごすことができました。最高齢80歳から最年少1歳までの15名の参加でした。

亡き母に 呼び出され在る 修行場 

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