浩子の部屋

ごっこ遊び

「とーち、とと、たーにたまれて、たゆい。ととみて、とと。」
いったい、何語???・・・はい、これは幼児語です。(笑)
通訳しますと、「コウキ、ここを蚊にかまれて、かゆい。ここ見て、ここ。」
カ行が、すべてタ行になっているので、ちょっと分かりにくい発音。一生懸命に話をしてくれる孫の言葉を、私も「なんだろう?」と思いながらも、必死に聴きとります。しっかり話そうとしているけれど、舌足らずの言葉。
これがまた、ほんとにかわいい!!
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今日の夕刻、保育園から帰り道の孫が診療所にやって来ました。受付にいた私の所に、
「バァバァ、みて〜!」
ジィジィのかぶっている帽子と同じものをかぶって得意顔して、見せに来てくれました。しかも、ミラーまで持って・・・
ジィジィのマネごとをしたいようです。ジィジィのそばに行って、ジィジィのお口の中を覗きます。自分では、ジィジィと同じことをしているつもりでしょうか?!
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それを見て、スタッフ達や私が笑ってくれるのが面白いようです。自分が注目されているのが大好きな、ちょっとコミカルな雰囲気をもっている子。いたずらっ子みたいな・・・
この年頃は、「ごっこ遊び」・・・つまり・・・
なんでも大人のマネごとから学んで、習得していくのですね。診療の忙しい時間帯でしたが、可愛い孫にせがまれては、ジィジィも無視するわけにもいかず、大きなお口をア〜ンと開けて・・・
「ジィジィ、むしいる?むしいない??」
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ミラーを、口の奥に突っ込まれて、ジィジィもバァバァも大変???です。
こんなちょっとした一コマですが、みんなの心が和みます。孫も一通り、マネごとをしたら、もう満足しきったようです。大人の仲間に入れてもらうことが、背伸びをしているようで、楽しいんでしょうね。そして、大人たちの「注目を浴びる」ことが、大好きな孫。
どうも、「自分中心で地球は動いている」と思っているようです。(あっ、誰かとよう似てる・・・へへへ)
生まれつき、「弾丸」のようなパワーを持った児です。抱いていても、しっとり体にそぐわず、ピチピチ跳ねる魚のように反りくり返り、2年前流行りの「イナバウワー・コウキ」 と名付けられていたほどです。今でも、気に入らないことがあると、大きな声で泣きわめいて、地面に寝っころ返り、自分の主張をアピールして、それを通そうとします。
甘やかしてんじゃないの?・・・と言われそうですが、そうではなく、この子の持つ特有のものだと思います。4人の孫の生まれた瞬間に立ち会ってみて、どの子も生まれた瞬間から、それぞれの個性や性格、素材みたいなものが違うのに、気づきます。
特にコウキは、私の初孫であり、お腹にいる時から「男の子」と聞いており、期待も大きかったこともあって・・・「優しい星の王子様」が生まれてくることをイメージし、白いベビーベッドまで購入して、生まれてくるその瞬間を待っていました。そして・・・
大きな産声と共に生まれてきた児(3626g)をパパが抱っこしているのを見たときに、
「わぁ〜!星の王子様からは、ほど遠いわ〜。ほんまに、凄いパワーを持った児やから、その辺にほったらかしておいても生きていける感じやね〜。白いベビーベッドより、その辺の木箱にでも入れておいた方が似合うみたい。ふふふ」
と、言ってしまいました。
確かに、生まれた瞬間から、自分の手を「チュッチュッ」と音をたてて吸っていました。もう、お腹が空いてオッパイを欲しがっているようです。生まれて24時間は、オッパイをもらえないそうなので(母体がオッパイを出す準備をしていないから?)、結局はずっと泣きわめいて、看護婦さんから砂糖水を飲ませてもらっていたということですが・・・
とにかく「動」の子。常に開拓精神旺盛で、前を向いて走る子。でも、ちょっとシャイな面もあって、最近では人前でとてもおとなしいこともあります。慣れてくると、我が世界を謳歌し、自分のやりたいことをやり通す、エネルギーの塊のような子。
たくさんの孫がいて、それぞれの個性を楽しむことができる。
ほんとに幸せですね〜。
いろんな子がいて、それぞれの良さを発見することもできる。
ほんとに面白いですね〜。
ジィジィもバァバァもそれぞれの孫を、いとおしく、いとおしく見つめています。
最近、孫に「おばあちゃん!」と呼ばれるようになりました。保育園で教わったのかな?
ちなみに、「じいじ」とか「ばあば」という表現は、首都圏から東海地区でよく使われているそうです。そして、愛情を持った言葉として、全国に広まりつつあるようです。関西では、ほんとは、「おじいちゃん」・「おばあちゃん」が主流です。
私も、どっぷり「おばあちゃん」ですネ。(笑)
今頃気がついて、どないすんねん???・・・という声も・・・

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