浩子の部屋

リンゴポリフェノール

朝のミーティングの時に、スタッフからポリフェノールの話がありました。
「最近、皮をむいても茶色に変色しないリンゴが売られていて、レストラン等ではとても重宝されて使われているようです。これは、リンゴの中の酸化されるポリフェノールの量を少なくしてあるために、茶色くならないらしいです。ちょっと不思議ですが、皆さんも一度食べてみてくださいネ。」


「ふ〜〜ん、そんなリンゴが売ってるんやぁ〜。」
というのが、皆さんのごく普通の感覚ではないかと思います。
ところが、私の場合は、酸化されるポリフェノールが少ないというのがちょっと気になりました。(ほんまにそれでええのかなぁ〜)
一般的には、「ポリフェノール」と聞いたら、体に良いある一つの化学物質という概念をお持ちでしょう?!
ところが・・・
「ポリフェノール」とは、ほとんどの植物に含まれている色素や苦味成分の「総称」であり、一つの化学物質ではありません。
例えば、一時有名になった「ダイオキシン」・・・これは、体に害のある、人工物質としては最も強い毒性をもつ化学物質の総称です。
また、今中国産で話題の「農薬」・・・これも、農作物を害虫の被害から守るために掛ける毒性の強い化学物質の総称ですよね。
ポリフェノールは、ポリ(たくさんの)フェノールという意味で、化学的にいうと、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基を持つ植物成分の総称です。フラボノイド系と非フラボノイド系があり、全部で4000〜5000種類あるといわれています。
光合成によってできる植物の色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成、活性化などを助ける働きをもち、その反応形態はまだ解明されていませんが、体内にできた悪役の活性酸素と戦ってくれる強い正義の味方の「抗酸化物質」と呼ばれています。
皆さんがよく知っておられるポリフェノールには、フラボノイド系のもので、
「カテキン・アントシアニン・タンニン・ルチン・イソフラボン」などがあります。
それぞれの抗酸化作用の効能・効果がうたわれて、健康飲料や医薬品やサプリメントとして売られていますよね。
今回の話の茶色に変色するのは、リンゴポリフェノールがポリフェノール酸化酵素によって酸化されているからです。
そのリンゴポリフェノールは、消臭効果・虫歯予防機能・抗アレルギー効果・メラニン生成抑制効果・脂肪吸収の抑制効果・悪玉コレステロール低減効果等、多くの効用が確認されている優れた抗酸化物質です。
リンゴのような果物は、そのままで栄養やビタミンやミネラルやポリフェノールが凝縮された素晴らしい食品であり、本来は、丸かじりが一番良いのです。というのは、果皮の方が果肉より4倍もリンゴポリフェノールが多く含まれているからです。
しかし・・・ところが・・・なのです。
現在は、丸かじりしてはいけません!!
なぜならば・・・市販のリンゴは20種類以上の農薬が掛かっているのです。
リンゴの果皮には、栄養が集められるばかりではなく、毒(農薬)も集められます。
リンゴ自身が毒性の影響を一番受けにくい外側のところ・・・果皮に集めてしまうのです。
だから、丸かじりせず、上品に(?)「分厚く」皮をむいて食べて下さいますように!!
私はこのことを、今から35年前に大学の分析化学の教授から教わりました。
「リンゴや柿の皮は、上手に薄くむくのが良いと思ったら、あかんよ〜。
1.5mmくらいに、しっかり分厚くむいて食べるのが一番なんや。
あんたらは、これからお嫁さんになり、お母さんになるんやから、旦那さんや子供に、安全な『食』を提供するのがつとめや!
薬を飲むときも、新薬はあかんでぇ〜。新薬は、これから人体実験するんやから。
10年以上も昔からある、飲んで人体実験が済んでいる安全な薬を飲むことが大切や。
みんなは、化学の先生になる為だけに大学に来たわけではないやろ?
いいお母さんになるには、食の安全をしっかり管理できることや。」
と、言われたのです。
だから、今でもリンゴの皮は分厚くむき、魚のハタワタや皮は食べません。いつも主人に、
「もったいないなぁ〜。行儀悪い食べ方や〜。」
と、怒られています。(泣)
今頃になってやっと、農薬の恐ろしさがこのように報道されています。でも・・・
私は今、農薬よりももっと怖い「電磁波」の影響を懸念しています。
回避することができませんので、今後どうなるのか、ほんとに不安です。
皆さんはどう思われますか?

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