浩子の部屋

意外なシール

いつも来ていただいている近所の患者さん。50歳代の音楽の先生で、スタイルも服装も髪型も、「ちょい悪オヤジ」的に、とってもカッコよく決まっている方です。今日の会計の時に受付の上に置かれたナウなカバンに、なんかシールが貼ってあります。オシャレな感覚かと思って、よ〜く見てみると・・・
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「えっ?!20円引き???・・・なんか意味があるんですか?」
「いえ、別にたいした意味はないんですよ。」
「ひょっとして、このカバン売って歩いておられるんですか?」(笑)
「よく言われます。結構、見知らぬ人からも声かけられますね〜。」(笑)
「じゃあ、反応を楽しんでおられるのですね?」
「特別なことではないんですよ・・・ただ、あったから貼ってみた・・・みたいな。」
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さすがに芸術の先生ですね。スーパーの値引きシールを、カバンのデザインの一部にしてしまわれるという発想。普通ではありえないです・・・ネ!!
色と形で、ピッタリ当てはまるという「感性」の問題でしょうか??
「安値」という主婦の固定観念みたいな、値引きというちょっと恥ずかしいイメージ・・・そういうものから完全に解き放たれた「デザイン感覚の世界」。
私には、全くなかった発想です。しかも、そんな話をしても、「それがどうかしましたか?」みたいにヒョウヒョウとして、スマートにさりげなく帰っていかれます。自分がいいと思ったものに対して、他人がどんな風に受け止められるかを試しておられるのでしょうか?もしくは、自分の世界を大切にしておられるために、他人の視線は全く気にならない・・・ということでしょうか?
こんなことを考えていると、ちょっとスーパーの値引きシールが大切なものに思えてきました。今度スーパーに行ったら、「100円引き」とか「半額」のシールが貼ってあるものを買って、ちょっと試してみたいですね。貼ってから、どんな反応がみえるのでしょうか?
今日は、ひと味違ったコミュニケーションの方法を伝授していただきました。
歯科でも、なにか常識にとらわれない発想で、皆さんとコミュニケーションをとっていきたいですね。
美的センス・・・芸術的センス・・・非現実的センス・・・
そんなものないわぁ〜〜!!
主人の一言・・・「おまえ、大阪のオバチャンのままでいったらええねん。」
えっ?!それ、ダサイ・・・ということ???(*^_^*)
そうや、ウチの主人の額(オデコ)に「100円引き」のシールを貼ったら・・・
売れるかな?(笑)

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