浩子の部屋

NOこぎり

いつものように、待合室の生花を買って帰って来たら、診療所の勝手口付近の清掃作業のため入れず、もう一つの裏口から入ろうとしました。誰も通らないマンションの裏側の空き地です。ここは、もうニャンコちゃんの格好の用足し場???
気になったので、すぐにスコップと新聞紙とビニール袋持参で、大掃除を始めました。
そこには、枯れた「幸福の木」の鉢が・・・わぁ〜、幸福が枯れる〜〜〜!!
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主人に言うと、早速に仕事の合間に、その鉢を片付けようとして・・・
始まりましたぁ〜〜!!
ノコギリ出してきて、その直径10?くらいの木を切り始めました。
始め出した時は、患者さんはあまりおられず空いていたのですが、だんだん患者さん待ちになってきたので、交替することになりました。(主人は、自分でやりたかったようですが・・・)
日頃からエアロビで腕力を鍛えているスタッフの詫間さんに、
「ノコギリ、できる?」
って、尋ねたんですが、意外に・・・
「わたし、あんまりやったことないですから・・・へへ」
ということなので、細腕の?私がやることになりました。
ゴミ袋に入るサイズに切り落とさなければいけないので、根元の方から切り始めました。しかし、かなり頑丈な木です。しかもノコギリが薄くて上等(?)だから、切る度にたわむんです。横山ホットブラザーズのノコギリ演奏みたいに、フニャフニャと・・・
「これ、切れへんわ〜!」
と、叫んでいると、さきほど診療を終えたばかりの、近所の親しい60歳代のおばちゃんが、裏側までやって来て、
「奥さん、何してんのん?? なんや、ノコギリかいな。奥さん下手くそやから、ちょっと私がやって上げる!!」
と、頼んでもいないのに・・・しかも、歯が浮いて痛んでいるから治療にきてるのに・・・
私の持っていたノコギリを持って、
「奥さん、ノコギリは、こうやって押さんと引く時に切れるんやで〜!!」
「うゎ〜〜!!そんなことしたら、また肩凝って、歯が腫れますよ〜。」
「もう、見とられんから・・・私が、やったげるって。」
と、3回くらい引いてくださいました。
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でも、もうそれまでに、ほとんど(8割程度)切れていたんですけど・・・
おかげさま?で、ポンと、切れ目の所を踏んで、きれいに切断できました。
あとは、細いところばかりだったので、あっと言う間に処理できました。
近所のおばちゃんは、おせっかいですが、お人よし。人が困っているのを見て見ぬふりできないタイプ。おしゃべりもかなりキョーレツ(マシンガン・トーク)ですが、嫌味無く、いつも親切心が溢れています。大阪の中津(都会の中の田舎)ならではの、ワンシーンではないかと思います。ほんまに、ありがたいことですわぁ〜♪
でも、歯茎の腫れは大丈夫やったんでしょうか??
ペラペラのノコギリも、使い方によっては上手に切れるんですね。(笑)
切れないノコギリ・・・「NOコギリ
おせっかいおばさん・・・「NOバーサン
と、思っていましたが・・・
なんでも、愛情があれば、「頭とハサミ」だけではなく、
「ノコギリとオバサンは使いよう」・・・ですね。(笑)

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