浩子の部屋

満61歳の誕生日

本日は、私の61歳の誕生日。朝一番にスタッフ全員から、プレゼントをいただきました。花の大好きな私に、ピンクの花束と・・・
「えっ?!まだあるの??花だけで充分やのに・・・」
阪急百貨店の大きな紙袋に入っています。出してみると・・・

「わぁ~、私の大好きなものばっかり!!ありがとう♪」
チキンラーメン、カップヌードル、ヤマザキのこしアンパン、塩昆布ふじっ子の詰め合わせです。昨年の還暦祝パーティの余興で、旭化成ホームズの方に「エンディング・ノート」をテーマにしていただいた時、私の棺に入れてほしいものを公表してもらいました。まさに、そのものズバリを、プレゼントしてくれたようです。

「なんか、お供え物みたいやね~。ピンクのリボンより、白黒のリボンのほうがよかったりして・・・(笑)」
と、冗談混じりに言っていると、すかさず、横から主人が、
なんまんだぶつ、なんまんだぶつ・・・」
と手を合わせます。全員大笑いです。

何より、生きているうちに、美味しいものをいただけるほど嬉しいことはありません。私が小さな頃から食べていて、何十年経った今でも売っている素朴なものは、半永久的に人気のある商品です。安くて、便利で、飽きのこないもの・・・
年をとればとるほど・・・「Simple is best!!」

最近は、ケーキやステーキなどは、食べたいとも思わなくなりました。昔懐かしい「手焼きせんべい・おかき」「クラッカー」「焼き芋」や、新鮮な魚介類・野菜が口に合います。年齢とともに、味覚も食べたいものも変わってきます。身体は、いよいよ老年期に入っています。すべてにおいて、無理が効かないことも実感しながら、気力で頑張るしかありません。

そんなことを考えている時、突然、近隣歯科の木村先生がプレゼントを持って、診療所に来てくださいました。私と同じ誕生日で、1歳年下になります。つまり、木村先生は本日「還暦」を迎えられました。
「浩子さん、おめでとうございます!!これ、着てきたよ~。」
と、私がバレンタインのときにプレゼントした「真っ赤なベスト」を着ておられました。
「あら~~っ、先生こそ、おめでとうございます。わざわざ、来てくださったんですね。ありがとうございます。」

すると、木村先生が青い箱を取り出し・・・
「じゃあ、ちょっと見て見て~。」
中から、人形が飛び出すビックリ箱。大体想像はつきますが、一応驚いてあげないと・・・

木村先生の期待に応えます。プレゼントは、ハンドクリームと匂いスプレー、そして、いつもの木村先生オリジナルメッセージカード付きです。ほんまに、マメ人間ですね。

木村先生と握手していると、主人がやってきて、
「人の嫁はんに、気やすう、さわらんといてや~。」
と、笑いながら一言。
素敵な白いBMWに乗って帰られる先生を、主人と2人で見送ります。

夜になると、ジュリアーノさんが、バラ一輪を持って来てくださいました。
「ヒロリン、おめでとう。もう、あのパーティから1年も経つんやね。早いなぁ~。」

次々に突然現れてくださるので、嬉しいやら、忙しいやら・・・
61歳も、なかなか暇にはなりそうもありません(笑)。
自分のためにも、人のためにも、走り回る年になりそうな予感・・・

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