浩子の部屋

免疫細胞療法開始

膀胱がんの再発予防として、現在済生会中津病院で「イムシスト療法」というBCGを膀胱に毎月曜日注入(1クール6回)する治療をしているところですが、副作用があります。まだ2回しか受けていませんが、回数を重ねるごとに血尿や痛みや頻尿がひどくなると聞いています。それで、その副作用軽減と再発予防のために、最先端の医療として認められている「免疫細胞療法」を並行して受けることにしました。
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2週間前に、免疫細胞療法を行っているクリニックをインターネットで探してみました。近くに3件ありましたが、安保徹先生の理論と福田稔医師の臨床により注目された「自立神経免疫療法」との複合免疫療法をおこなっているという「新大阪がんクリニック」に、早速無料相談を予約して行ってきました。“あきらめない がん専門クリニック”として進行がん・転移がんを積極的に治療するクリニックです。
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最初は、ちょっと半信半疑?な感じでしたが、このクリニックも10年を迎えるということで、結構来られている方があるんだと思いました。院長の天野先生の話では、イムシスト療法は「局所療法」、免疫細胞療法は「全身療法」なので、双方同時に受ける方がより効果的であるということでした。健康保険は効かず、全くの自費治療ですので、かなりの高額医療です。でも、早期であるからこそ受けたいと思い、早速に採血(50?)してもらいました。
自分の血を採って、約2週間かけて、無菌状態に保たれた培養施設で培養・高活性化し、NK細胞を数百〜数千倍を目安に増やし、それを生理食塩水とともに点滴で戻すということでした。これを1クール6回、つまり2週間ごとに採血と点滴を繰り返し3ヶ月かけて行います。
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今日は、その増殖させた自分のNK細胞を投与する日でした。来たのは2回目ですが、前回のような不安は全くなく、スタッフや担当看護師の方も快く迎えていただき、とても落ち着いた感じで院長の話も聞くことができました。2週間前に採血したものから、13億2800万個(100?中)になっているということでした。10億個以上あれば充分ということで、処置室へ入りました。
「イスとベッドのどちらがいいですか?」
と、看護師さんに尋ねられ、ベッドにしました。次回のために、まず50?の採血をします。その後、点滴が始まりました。10〜15分くらいで終わり、その後点滴管の中の分も流すために生理食塩水を点滴します。ここまで約30分くらいです。
「気分は大丈夫ですか?」
と、尋ねていただきましたが、全く違和感はありませんでした。ただ、点滴の量が約150?あるので、尿意を催すというだけです。
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副作用としては、夜に微熱が発生することがあるくらいで、あまり心配はないという説明を受けました。効果がどんなものか分かりませんが、何の違和感もなく帰宅できました。帰ってから2時間くらいすると、気のせいなのか・・・膀胱内壁が熱くなってきました。なんか傷に浸みているような感覚です。自分が膀胱に集中しているからなのか・・・とも思いましたが、BCGによる膀胱内壁の荒れを修復しているのかもしれません。発熱も無く、体がしんどいとかだるいという症状は全くありませんでした。
“自分の体で、なにかが起こっている!!”
そんな感じを受けます。こんな高度先進医療を受けることができるだけでも、ありがたいことです。
免疫細胞療法のことを最初に教えていただいた、ソニー生命の合田さんがたまたま来られていたので、今日その療法を受ける話をしていたのですが、
「免疫細胞療法や重粒子線治療などの高度先進医療を受ける為の保険は、ウチでは月額55円で付けられるんですよ。」
「えっ?!55円ですか?」
「そう、現在加入されている保険に追加する形なんですが、いざという時は、ポンと1000万円の現金が出るんです。だから、今追加加入される方が多いんですよ。」
こういう時は、保険はありがたいのですね。私は入っていませんでしたが・・・(泣)。
このような高度先進医療が健康保険で適用できればいいですが、受ける為の設備が凄くかかるため、おそらく無理な話だと思います。でも、抗がん剤による副作用や臓器や肉体を切除しなくてもいい治療があるのならば、積極的に考えてみる・視野に入れるということも大切なことだと思います。
皆さんも、ご自分のかけておられる生命保険や医療保険の見直しをされるのもいいのではないか?・・・と。
また、その後の報告は、ブログで公開します。
“がん”は、己の身体・精神と真正面から向き合う チャンスをくれるもの♪

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