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歯の豆知識

歯周病とビタミン


ビタミンCが関わる体内代謝は数千とも

 

 ビタミンCはアスコルビン酸とも呼ばれ、水溶性のビタミンです。コラーゲンの形成・血管の柔軟性・抗酸化作用・免疫の強化・抗ガン作用・頭痛・生理痛の緩和・アレルギーの原因を抑える作用・アドレナリンの合成・インターフェロンの生成と補助・骨と歯の形成・解毒作用・鉄や銅の吸収/利用の促進など、ビタミンCが関与している体内代謝は数千あるといわれています。

 

不足するとこんな症状

 ビタミンCの不足による病気として壊血病があります。これはコラーゲンの働きが弱まって毛細血管が弱まり、血管が破れて出血する病気です。これほどの症状が現れることは最近ではほとんどありません。しかし、その手前の歯肉が弱まり歯グキから出血・歯がぐらつく・鼻血が出る・口の中や肛門からの出血・ちょっとした打ち身で内出血を起こすなどというような症状は十分にあります。
  これらの他に、風邪をひきやすい・皮膚にハリがない・肌が乾燥して鱗(うろこ)状に・シミ/ソバカス・傷が治りにくい・消化不良・母乳不足・関節炎・肝硬変・脱力感・息切れ・アルコール中毒になりやすい、などがあります。※歯周病はビタミンCの欠乏症として知られる壊血病の典型的な症状の一つです。

喫煙はビタミンCを破壊

 喫煙者はタバコを吸わない人と比べて歯肉炎を起こしやすく、歯を失うリスクが高い傾向があります。これはタバコの煙に含まれている活性酸素が歯肉の表面にある細胞にダメージを与えるためです。喫煙によりビタミンCが破壊され体内のビタミンCが減ってしまうことでも、歯肉組織のダメージが広がりやすい下地が作られてしまうのです。

摂取の仕方と含有量

 ビタミンCの1日の所要量は大人男性100mg・大人女性100mg・幼児45〜50mg・小学生60〜70mg・中高生80〜90mgです。上限はありません。体内で飽和状態になると、尿と一緒に排出されます。
  ビタミンCは温度や湿度・光や紫外線の影響を受けやすく、大変壊れやすいです。また、水に溶けやすい性質を持ちます。なお、ビタミンCは酸化しやすく、時間の経過も減少率を高めてしまいます。ビタミンCを多く摂るには「スピード」が大切!例えば、大根おろしのビタミンCは2時間後には半減してしまいます。果物も皮をむいたら、すぐ食べるようにしましょう。

品名
含有量
品名
含有量
品名
含有量
アセロラ・生
1700
めキャベツ・生
150
レモン
90
グァバ・生
270
ゆず・生果・果皮ゆ
150
いちご
80
グレープフルーツ・濃縮果汁
230
アセロラ・清涼飲料
120
キウイフルーツ
80

科学技術庁資源調査会編(100gあたり)


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